この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

情報セキュリティマネジメント試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は イ

解説

AES(Advanced Encryption Standard)は共通鍵暗号方式(対称鍵暗号)です。共通鍵暗号では,暗号化と復号に同じ鍵を用いるため,通信を行うPCとサーバの双方が同じ鍵(共通鍵)を共有しておく必要があります。IPsecによる暗号化通信でAESを使う場合,通信データの暗号化・復号にはこのPCとサーバで共有された共通鍵を用います。したがって正解はb『PCとサーバで共有された共通鍵』です。選択肢aの『PCだけが所有する秘密鍵』,cの『PCの公開鍵』,dの『サーバの公開鍵』は,いずれも公開鍵暗号方式で用いる鍵です。AESのような共通鍵暗号では,公開鍵・秘密鍵の対ではなく,双方で共有する1つの共通鍵を使うという点が要点です。なお,その共通鍵を安全に配送するために公開鍵暗号(鍵交換)が併用されますが,データ本体の暗号化に使うのは共通鍵です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
『PCだけが所有する秘密鍵』は公開鍵暗号方式で用いる鍵です。AESは共通鍵暗号方式なので,PCとサーバが共有する共通鍵を用います。
選択肢 ウ
『PCの公開鍵』は公開鍵暗号方式の鍵です。共通鍵暗号であるAESのデータ暗号化には用いず,PCとサーバの双方で共有する1つの共通鍵を使います。
選択肢 エ
『サーバの公開鍵』も公開鍵暗号方式の鍵で,鍵交換などに使われます。AESによるデータ本体の暗号化には,共有された共通鍵を用います。

解くときのポイント

AESは共通鍵暗号→暗号化・復号に『PCとサーバで共有する共通鍵』を使う。公開鍵・秘密鍵は公開鍵暗号の鍵で,データ本体の暗号化には使わない。