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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

ネットワークタップ(Network TAP:Test Access Point)は光ファイバやイーサネットケーブルを光学的または電気的に分岐させ、通信に影響(遅延・パケットロス)を与えずにトラフィックのコピーを別ポートに出力するパッシブなハードウェア装置。光ファイバタップの場合、光信号を光スプリッタで物理的に分岐させる純粋にパッシブな構成で、電源が不要な製品もある。IDSやパケットアナライザ・フォレンジクスツールをタップのモニタポートに接続することで、通信を遮断・遅延させずに全パケットを高品質にキャプチャできる。スイッチのミラーポート(SPANポート)と比較した場合の利点:ソフトウェア処理がなく100%のトラフィックを遅延なくキャプチャ可能・帯域影響なし・スイッチ障害でも機能。セキュリティ監視やコンプライアンス監査に適している。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
ルータはOSI参照モデルのネットワーク層でIPパケットを転送する機器。宛先IPアドレスに基づくルーティングテーブル参照・パケット転送が主機能であり、光ファイバを光学的に分岐させてトラフィックを取り出す機能は持たない。ルータはパケットを転送する(消費する)機器であり、透過的にコピーを取る装置ではない。
選択肢 ウ
波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)装置は、1本の光ファイバに複数の異なる波長の光信号を多重化して同時伝送し、受信側で各波長に分離する光通信技術の装置。長距離・大容量伝送の効率化が目的であり、セキュリティ監視用のトラフィックコピーを取り出す用途には使わない。
選択肢 エ
レイヤ2スイッチはMACアドレステーブルを使ってフレームを特定ポートに転送するL2機器。ミラーポート(SPAN)機能でトラフィックのコピーを別ポートに出力することは可能だが、これは電気的なソフトウェア処理であり「光学的に分岐させる」ものではない。また高トラフィック時にミラーポートの精度が低下する場合もある。

解くときのポイント

ネットワークタップはパッシブ(電源不要・遅延なし)。スイッチのミラーポート(SPANポート)はアクティブ(ソフトウェア処理・帯域影響あり)。セキュリティ監視設計ではタップの方が高品質なキャプチャが可能。