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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

ディジタルフォレンジクスにおいてマルウェア感染PCの証拠保全は「揮発性の高い情報から順に」行う原則がある。ARPキャッシュ取得後に最優先で保全すべきは「動的に追加されたルーティングテーブル」(a:正解)。揮発性情報の優先順位(高→低):①CPUレジスタ/キャッシュ、②メモリ内容、③ARP/ルーティングテーブル(電源断で消失)、④実行中プロセス一覧、⑤開いているポート・ネットワーク接続情報、⑥ログファイル、⑦HDDデータ。ルーティングテーブルはネットワーク構成(マルウェアの通信先・追加されたバックドアルート)を把握するための重要情報で、電源断後に消失する揮発性情報に分類される。一方、HDDのファイルやVPNサーバログは不揮発性・外部サーバに保存されているため、後からでも取得できる。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「増設HDDの個人情報を格納したテキストファイル」はHDD内の不揮発性ファイルであり、電源を切っても消失しない情報。揮発性の高い情報(メモリ・ARP・ルーティング等)を先に保全した後、HDDのイメージ取得を行うのが標準的なフォレンジクス手順。
選択肢 ウ
「VPN接続情報を記録しているVPNサーバ内のログ」は外部サーバ(VPNサーバ)に保存されており、調査対象PCの電源状態に影響を受けない。外部サーバのログは別途対応が可能で、PC本体の揮発性情報(ルーティングテーブル等)の方が先に保全すべき優先度が高い。
選択肢 エ
「システムログファイル」はHDD内に保存されている不揮発性の情報であり、電源断後も消失しない。ARPキャッシュ取得後の次の優先事項としては揮発性の高いルーティングテーブルを先に保全し、その後にHDD内のシステムログを保全するのがフォレンジクス的に正しい手順。

解くときのポイント

証拠保全の揮発性順序(RFC 3227): CPU/レジスタ > ネットワーク接続(ARP/ルーティング)> メモリ > スワップ/ページ > ディスク > 外部媒体 > リモートログ。「揮発性が高いほど優先」。