この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

大規模な分散型システムで意図的に障害を引き起こしてシステムの耐障害性・回復力を検証する手法は「カオスエンジニアリング(Chaos Engineering)」(b:正解)。Netflix社が提唱した「Chaos Monkey」が代表例で、本番環境でランダムにサーバを強制停止させ、システムが正常に回復できるかを実証する。カオスエンジニアリングの原則(Principles of Chaos Engineering):①定常状態の仮説を立てる②コントロール/実験グループを分ける③障害変数を本番投入④仮説を反証する。ステージング環境だけでなく本番環境でも実施することで、実際の障害に対する対応力を継続的に検証できる。SRE(Site Reliability Engineering)の実践手法の一つとして、Google・Amazon・Netflix等の大規模Webサービス企業が積極的に採用している。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
DevOpsは開発(Development)と運用(Operations)を統合してソフトウェアの開発・デリバリを高速化・高品質化するための文化・プラクティス・ツールの組み合わせを指す概念。意図的に障害を引き起こして耐障害性を検証するという意味はなく、カオスエンジニアリングとは別の概念。
選択肢 ウ
Infrastructure as Code(IaC)はインフラ(サーバ・ネットワーク・ミドルウェア)の構成をコード(TerraformやAnsible等)として管理する手法。障害を意図的に引き起こす実験手法ではなく、インフラ定義の自動化・再現性確保が目的である。
選択肢 エ
テスト駆動開発(TDD:Test-Driven Development)はコードを書く前にテストを書き、テストをパスするように実装する開発手法(Red-Green-Refactorサイクル)。本番・ステージング環境で意図的に障害を引き起こす実験とは全く異なるアプローチ。

解くときのポイント

カオスエンジニアリングの代表ツール: Netflix Chaos Monkey(インスタンスランダム停止)、Chaos Toolkit、Gremlin。SRE(Site Reliability Engineering)の概念と密接に関連する。