正解は エ
ハッシュ関数の安全性には複数の性質があります。①原像計算困難性(Pre-image resistance):ハッシュ値hが与えられたとき、H(m)=hとなるメッセージmを見つけることが計算量的に困難であること(一方向性)②第2原像計算困難性(Second pre-image resistance):メッセージmが与えられたとき、H(m')=H(m)となる別のメッセージm'を見つけることが困難であること③衝突発見困難性(Collision resistance):H(m)=H(n)となる任意の2つの異なるメッセージm≠nのペアを見つけることが計算量的に困難であること。衝突発見困難性は「ハッシュ値が一致する2つのメッセージのペアを発見することの困難性」であり、選択肢dの記述が正確です。バースデー攻撃の困難度はSHA-256では2^128の計算量が必要とされます。
ハッシュ関数の3性質を整理:①原像計算困難性=「ハッシュ値→元データ逆算が困難」②第2原像計算困難性=「あるメッセージと同じハッシュ値を持つ別メッセージ発見が困難」③衝突発見困難性=「ハッシュ値が同じ任意2つのメッセージ発見が困難」。衝突発見は②より強い(任意のペアを探す)。