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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

ルータは異なるネットワークセグメント(サブネット)を接続するL3(ネットワーク層)デバイスです。ルータのコリジョンドメインとブロードキャストドメインの特性として①コリジョン(衝突)の伝搬:ルータは各インタフェースを独立したコリジョンドメインに分割するため、コリジョンは異なるセグメント間では伝搬しません(伝搬しない)②ブロードキャストの中継:ルータはデフォルトでブロードキャストフレーム(宛先MACアドレスが全F=FF:FF:FF:FF:FF:FF)を別セグメントへ中継しません(中継しない)。これはルータがブロードキャストドメインも分割するためです。対比として、L2スイッチはブロードキャストを同一VLAN内の全ポートに転送しますが、ルータはブロードキャストをセグメント間で中継しないためブロードキャストストームの伝搬を防ぎます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「コリジョンは伝搬しない、ブロードキャストは中継する」は誤りです。ルータはコリジョンドメインを分割してコリジョンを伝搬させない点は正しいですが、ブロードキャストについてはルータがデフォルトで中継しない点が誤りです。ルータはブロードキャストドメインも分割するため、ブロードキャストは別セグメントへ転送されません。
選択肢 ウ
「コリジョンは伝搬する、ブロードキャストは中継しない」は誤りです。ルータはL3デバイスであり、各インタフェースをコリジョンドメインで分離するため、コリジョンは伝搬しません。現在の全二重通信環境ではコリジョン自体が発生しませんが、原理上ルータがコリジョンを伝搬することはありません。
選択肢 エ
「コリジョンは伝搬する、ブロードキャストは中継する」は完全に誤りです。ルータはコリジョンドメインもブロードキャストドメインも分割するため、両方とも伝搬・中継しません。この特性こそがルータをスイッチ・ハブと区別する重要な違いです。

解くときのポイント

ネットワーク機器の比較:ハブ(リピータ)=コリジョン伝搬○、ブロードキャスト中継○。L2スイッチ=コリジョン伝搬×(ポート分離)、ブロードキャスト中継○(同VLAN内)。ルータ=コリジョン伝搬×、ブロードキャスト中継×(どちらも分割)。ルータ=L3機器でセグメント完全分離。