正解は イ
VLAN(Virtual LAN)は、レイヤ3スイッチ(あるいはレイヤ2スイッチ)のポートを論理的にグループ化し、物理的な接続とは独立した複数の仮想的なネットワークセグメント(ブロードキャストドメイン)に分割する機能です。同じVLANに属するポート同士は同一セグメントとして通信できますが、異なるVLAN間の通信はルーティングを介する必要があり、ブロードキャストは同じVLAN内にしか届きません。このセグメント分割により、ブロードキャストパケット(ARP要求など、ネットワーク内の全端末に届く通信)の到達範囲が、そのVLAN内に限定されます。その結果、ブロードキャストによって流れるアドレス情報(IPアドレスとMACアドレスの対応など)が他のセグメントへ不要に流出するのを防げ、盗聴などのリスクを低減できます。選択肢bの「スイッチが、PCからのブロードキャストパケットの到達範囲を制限するので、アドレス情報の不要な流出のリスクを低減できる」が、VLANによるセグメント分割のセキュリティ効果として正しく、正解です。VLANはブロードキャストドメインの分割が本質であり、ICMPの遮断やMAC・IPアドレスによる接続制御といった機能とは区別されます。
VLAN=ポートを論理グループ化してブロードキャストドメインを分割。効果=ブロードキャストの到達範囲を限定し、アドレス情報の不要な流出を防ぐ。ICMP遮断・MAC/IPによる接続制御(ポートセキュリティ等)とは別機能。