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正解は ア

解説

CRYPTREC(Cryptography Research and Evaluation Committees)は、電子政府で利用される暗号技術の安全性を評価・監視し、適切な実装と運用を促進することを目的とした、日本の暗号技術の評価プロジェクトです。総務省・経済産業省などが関与し、暗号技術の技術的な検討(安全性評価)、国際競争力の向上、運用面での安全性向上に関する検討などを行い、その成果として電子政府推奨暗号リストなどを公開しています。選択肢aの「暗号技術の技術的検討並びに国際競争力の向上及び運用面での安全性向上に関する検討を行う」が、CRYPTRECの主な活動内容として正しく、正解です。他の選択肢を確認すると、情報セキュリティ政策の基本戦略の立案や官民横断的な対策推進を行うのはNISC(内閣サイバーセキュリティセンター)、組織のISMSを評価・認証する制度を運用するのはISMS適合性評価制度(JIPDECなど)、暗号モジュールの安全性試験を行うのはJCMVP(暗号モジュール試験及び認証制度)であり、いずれもCRYPTRECとは役割が異なる組織・制度です。CRYPTRECは「暗号技術の評価・検討」を行う点が核心です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「情報セキュリティ政策に係る基本戦略の立案、官民における統一的、横断的な情報セキュリティ対策の推進に係る企画などを行う」は、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)の役割の説明です。国の情報セキュリティ政策の司令塔であり、暗号技術の評価を行うCRYPTRECとは役割が異なります。国の情報セキュリティ政策の司令塔として基本戦略の立案や官民横断的な対策推進を担うNISCに関する説明であり、暗号技術の評価・検討を行うCRYPTRECとは役割が異なります。
選択肢 ウ
「組織の情報セキュリティマネジメントシステムについて評価して認証する制度を運用する」は、ISMS適合性評価制度(JIPDECなどが運営)の説明です。組織の管理体制を認証する制度であり、暗号技術を評価するCRYPTRECとは役割が異なります。組織のISMSを評価して認証するISMS適合性評価制度に関する説明であり、暗号技術の安全性を評価・監視するCRYPTRECとは役割が異なります。
選択肢 エ
「認証機関から貸与された暗号モジュール試験報告書作成支援ツールを用いて暗号モジュールの安全性についての評価試験を行う」は、JCMVP(暗号モジュール試験及び認証制度)に近い説明です。暗号モジュールの試験・認証に関するものであり、暗号技術の評価・検討を行うCRYPTRECとは役割が異なります。暗号モジュールの安全性試験を行うJCMVP(暗号モジュール試験及び認証制度)に近い説明であり、暗号技術の評価・検討を行うCRYPTRECとは役割が異なります。

解くときのポイント

CRYPTREC=電子政府の暗号技術の安全性を評価・監視し、電子政府推奨暗号リストを公開する評価プロジェクト。混同注意:NISC(国の政策司令塔)、ISMS適合性評価制度(組織の認証)、JCMVP(暗号モジュールの試験認証)。