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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

エクスプロイトコード(exploit code)は、攻撃コードとも呼ばれ、ソフトウェアの脆弱性(セキュリティ上の欠陥)を悪用して、不正な動作(任意コードの実行、権限昇格、サービス停止など)を引き起こすために作られたプログラムやコードのことです。攻撃者が悪用する一方で、セキュリティの専門家が、対象システムにその脆弱性が実際に存在し悪用可能かどうかを検証する(脆弱性の実証や対策の有効性確認を行う)目的で利用することもあります。選択肢aの「攻撃コードとも呼ばれ、ソフトウェアの脆弱性を悪用するコードのことであり、使い方によっては脆弱性の検証に役立つこともある」が、エクスプロイトコードの説明として正しく、正解です。他の選択肢を確認すると、マルウェアを特定するための特徴的なコードはマルウェア定義ファイル(シグネチャ)、メッセージとシークレットデータから計算されるハッシュコードはMAC(メッセージ認証符号)、ログインのたびに変化する認証コードはワンタイムパスワードであり、いずれもエクスプロイトコードとは異なる概念です。「脆弱性を悪用するコード」という点がエクスプロイトコードの本質です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「マルウェア定義ファイルとも呼ばれ、マルウェアを特定するための特徴的なコード」は、マルウェア対策ソフトが使うシグネチャ(パターンファイル)の説明です。マルウェアの検知に用いる防御側のデータであり、脆弱性を悪用する攻撃側のエクスプロイトコードとは異なります。マルウェアの検知に用いるシグネチャ(パターンファイル)という防御側のデータに関する説明であり、脆弱性を悪用する攻撃側のコードであるエクスプロイトコードとは性質が異なります。
選択肢 ウ
「メッセージとシークレットデータから計算されるハッシュコードであり、メッセージの改ざん検知に用いられる」は、MAC(メッセージ認証符号)の説明です。データの完全性を検証する仕組みであり、脆弱性を悪用するエクスプロイトコードとは異なります。データと秘密鍵から計算され改ざん検知に用いるMAC(メッセージ認証符号)に関する説明であり、脆弱性を悪用するエクスプロイトコードとは目的も仕組みも異なります。
選択肢 エ
「ログインのたびに変化する認証コードであり、窃取されても再利用できない」は、ワンタイムパスワードの説明です。なりすましを防ぐ認証の仕組みであり、脆弱性を悪用するエクスプロイトコードとは異なります。ログインのたびに変化し再利用できないワンタイムパスワードに関する説明であり、なりすまし防止のための認証コードであって、脆弱性を悪用するエクスプロイトコードとは異なります。

解くときのポイント

エクスプロイトコード(攻撃コード)=脆弱性を悪用するコード。攻撃にも、脆弱性の検証(実証)にも使われる。混同注意:シグネチャ(マルウェア定義)、MAC(改ざん検知)、ワンタイムパスワード(認証)。