この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

アジャイル開発(特にスクラム)における「ふりかえり(レトロスペクティブ、retrospective)」は、一定の開発期間の区切りごとに、チームが自分たちの仕事の進め方(プロセス)を振り返り、うまくいったこと・改善すべきことを話し合って、次の期間に向けた改善策を決める活動です。スクラムでは、各スプリント(イテレーション、反復開発の単位)の最後に、スプリントレトロスペクティブとして実施するのが基本です。これにより、チームは継続的にプロセスを改善していきます。選択肢bの「各“イテレーション”の最後」が、ふりかえりを行う適切なタイミングとして正しく、正解です。他の選択肢を確認すると、タスクボードのカード移動時やニコニコカレンダーへの記入完了時は日常的なタスク管理やチームの状態の可視化に関するもの、毎日行う朝会(デイリースクラム)はその日の作業の確認・調整を行う毎日の短いミーティングであり、いずれもプロセス全体を振り返って改善するレトロスペクティブを行うタイミングとは異なります。ふりかえりは「各イテレーション(スプリント)の最後」に行う、という点を押さえましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「“タスクボード”に貼ったタスクカードが移動されたとき」は、日々のタスクの進捗管理に関する場面です。個々のタスクの状態変化のタイミングであり、イテレーション全体のプロセスを振り返って改善するレトロスペクティブを行うタイミングとは異なります。個々のタスクの状態変化という日々のタスク管理の場面であり、イテレーション全体のプロセスを振り返って改善するレトロスペクティブを行うタイミングとは異なります。
選択肢 ウ
「毎日行う“朝会”」は、デイリースクラム(毎日の短いミーティングで、その日の作業や障害を確認・共有する)の場面です。日々の作業調整のためのものであり、イテレーションの区切りでプロセスを振り返るレトロスペクティブとは目的もタイミングも異なります。その日の作業や障害を確認・共有する毎日の短いミーティングであるデイリースクラムの場面であり、イテレーションの区切りでプロセスを振り返るレトロスペクティブとは異なります。
選択肢 エ
「毎日メンバの気持ちを見える化する“ニコニコカレンダー”に全チームメンバが記入し終えたとき」は、チームの状態や気分を日々可視化する活動の場面です。日常的な状態把握のためのものであり、イテレーションの最後にプロセスを振り返るレトロスペクティブを行うタイミングとは異なります。チームの状態や気分を日々可視化するニコニコカレンダーの記入という日常的な活動の場面であり、イテレーションの最後にプロセスを振り返るレトロスペクティブのタイミングとは異なります。

解くときのポイント

ふりかえり(レトロスペクティブ)=各イテレーション(スプリント)の最後に、チームのプロセスを振り返り改善策を決める。混同注意:デイリースクラム(毎日の朝会)、タスクボード・ニコニコカレンダー(日々の可視化)。