この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は エ

解説

ペルソナ(persona)は、ソフトウェアやサービスの要件定義・設計において、利用者を分析するために用いる手法で、実際の利用者層を代表する、典型的な利用者像を具体的な仮想の人物として詳細に描いたものです。年齢、職業、生活背景、利用シーン、目標やニーズ、抱える課題などを、あたかも実在する一人の人物のように具体的に設定します。これにより、開発チームが「誰のために、何を作るのか」という利用者像を共有・具体化でき、利用者の視点に立った機能やデザインの検討がしやすくなります。選択肢dのペルソナが正解です。他の選択肢を確認すると、エピックはアジャイル開発で大きな単位の要求(複数のユーザストーリーにまたがる大きな機能)を表すもの、ステークホルダはそのシステムに利害関係をもつ人や組織全般、プロダクトオーナはスクラムにおいてプロダクトバックログの管理に責任をもつ役割であり、いずれも「利用者を役割ごとに典型的な姿として描いた仮想の人物」というペルソナとは異なる概念です。ペルソナは「典型的な利用者を具体的な仮想人物として描く」点が核心です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
エピック(epic)は、アジャイル開発において、複数のユーザストーリーにまたがるような、大きな単位の要求や機能のまとまりを表すものです。要求の規模に関する概念であり、利用者を典型的な仮想人物として描くペルソナとは異なります。複数のユーザストーリーにまたがる大きな単位の要求や機能のまとまりを表すエピックに関する説明であり、利用者を典型的な仮想人物として描くペルソナとは異なります。
選択肢 イ
ステークホルダ(stakeholder)は、そのシステムやプロジェクトに利害関係をもつ人や組織(利用者、発注者、経営者、運用者など)全般を指す言葉です。利害関係者の総称であり、利用者を代表する典型的な仮想人物として具体的に描くペルソナとは異なります。システムに利害関係をもつ人や組織全般を指すステークホルダに関する説明であり、利用者を代表する典型的な仮想人物として具体的に描くペルソナとは異なります。
選択肢 ウ
プロダクトオーナ(product owner)は、スクラムにおいて、プロダクトバックログの管理や優先順位付けに責任をもち、製品の価値最大化を担う役割です。開発における役割であり、利用者を典型的な仮想人物として描くペルソナとは異なります。スクラムでプロダクトバックログの管理に責任をもつ役割であるプロダクトオーナに関する説明であり、利用者を典型的な仮想人物として描くペルソナとは異なる概念です。

解くときのポイント

ペルソナ=典型的な利用者像を、年齢・職業・目標・課題などをもつ具体的な仮想人物として描いたもの。利用者視点の設計に活用。混同注意:エピック(大きな要求)、ステークホルダ(利害関係者)、プロダクトオーナ(スクラムの役割)。