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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

マルチベクトル型DDoS攻撃は、複数の異なる種類(ベクトル)の攻撃手法を同時に組み合わせて行うDDoS攻撃です。単一の攻撃手法だけでなく、ネットワーク層やアプリケーション層など複数のレイヤを狙う攻撃を同時に仕掛けることで、防御側が対策をしにくくし、攻撃の効果を高めます。選択肢bの「Webサイトに対して、SYN Flood攻撃とHTTP POST Flood攻撃を同時に行う」が、マルチベクトル型DDoS攻撃の例として正しく、正解です。SYN Flood攻撃はTCPの接続確立を悪用するネットワーク層寄りの攻撃、HTTP POST Flood攻撃はWebアプリケーションへの大量のPOSTリクエストを送るアプリケーション層の攻撃であり、これら異なる種類の攻撃を同時に行う点がマルチベクトルの特徴です。他の選択肢は、DNSリフレクタ攻撃(単一手法)、IoT機器を踏み台にしたUDP Flood攻撃(単一手法のボットネット型)、ファイアウォールの資源枯渇を狙う攻撃であり、いずれも複数の異なる攻撃手法を同時に組み合わせるマルチベクトルの特徴を満たしていません。「複数の異なる攻撃手法を同時に」という点が判別の鍵です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「DNSリフレクタ攻撃によってDNSサービスを停止させ、複数のPCでの名前解決を妨害する」は、DNSリフレクタ攻撃という単一の手法による攻撃の説明です。複数の異なる攻撃手法を同時に組み合わせるマルチベクトル型の特徴を満たしていません。DNSリフレクタ攻撃という単一の手法による攻撃の説明であり、複数の異なる攻撃手法を同時に組み合わせるというマルチベクトル型DDoS攻撃の特徴を満たしていません。
選択肢 ウ
「複数のIoT機器を感染させ、それらのIoT機器からWebサイトにUDP Flood攻撃を実行する」は、ボットネット(感染したIoT機器群)からのUDP Flood攻撃という、単一の攻撃手法の説明です。複数の異なる攻撃手法を同時に行うマルチベクトル型の特徴とは異なります。感染したIoT機器群からのUDP Flood攻撃という単一の攻撃手法の説明であり、複数の異なる攻撃手法を同時に行うマルチベクトル型DDoS攻撃の特徴とは異なります。
選択肢 エ
「ファイアウォールのパケットの送信順序を不正に操作するパケットを複数送信して、ファイアウォールのCPUやメモリを枯渇させる」は、ファイアウォールの資源を枯渇させる単一の攻撃手法の説明です。複数の異なる攻撃を同時に組み合わせるマルチベクトル型の特徴を満たしていません。ファイアウォールの資源を枯渇させる単一の攻撃手法の説明であり、複数の異なる攻撃を同時に組み合わせるマルチベクトル型DDoS攻撃の特徴を満たしていません。

解くときのポイント

マルチベクトル型DDoS=複数の異なる攻撃手法(例:SYN Flood〔L3/L4〕+HTTP POST Flood〔L7〕)を同時に組み合わせるDDoS。単一手法の攻撃(DNSリフレクタ、UDP Flood単独など)とは区別する。