正解は イ
マルチベクトル型DDoS攻撃は、複数の異なる種類(ベクトル)の攻撃手法を同時に組み合わせて行うDDoS攻撃です。単一の攻撃手法だけでなく、ネットワーク層やアプリケーション層など複数のレイヤを狙う攻撃を同時に仕掛けることで、防御側が対策をしにくくし、攻撃の効果を高めます。選択肢bの「Webサイトに対して、SYN Flood攻撃とHTTP POST Flood攻撃を同時に行う」が、マルチベクトル型DDoS攻撃の例として正しく、正解です。SYN Flood攻撃はTCPの接続確立を悪用するネットワーク層寄りの攻撃、HTTP POST Flood攻撃はWebアプリケーションへの大量のPOSTリクエストを送るアプリケーション層の攻撃であり、これら異なる種類の攻撃を同時に行う点がマルチベクトルの特徴です。他の選択肢は、DNSリフレクタ攻撃(単一手法)、IoT機器を踏み台にしたUDP Flood攻撃(単一手法のボットネット型)、ファイアウォールの資源枯渇を狙う攻撃であり、いずれも複数の異なる攻撃手法を同時に組み合わせるマルチベクトルの特徴を満たしていません。「複数の異なる攻撃手法を同時に」という点が判別の鍵です。
マルチベクトル型DDoS=複数の異なる攻撃手法(例:SYN Flood〔L3/L4〕+HTTP POST Flood〔L7〕)を同時に組み合わせるDDoS。単一手法の攻撃(DNSリフレクタ、UDP Flood単独など)とは区別する。