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正解は ウ

解説

監査調書(audit working paper)は、システム監査において、監査人が監査の過程で実施した作業の内容、入手した監査証拠、それに基づく分析・評価、そして監査結論に至る判断の根拠などを記録した文書です。監査調書は、監査人自身が作成するもので、監査結論や監査報告書の内容を裏付ける証拠としての役割を果たし、監査の品質を保証し、後から監査の妥当性を検証できるようにします。選択肢cの「監査人が、実施した監査のプロセスを記録したもの」が、監査調書の説明として正しく、正解です。他の選択肢を確認します。監査対象部門が改善提案への対応方法を記入したものは、監査後のフォローアップに関する被監査側の文書であり、監査人が作る監査調書ではありません。監査対象部門が業務内容をとりまとめたものも被監査側の資料です。監査人が年度の監査計画を詳細化して作成したものは監査計画書であり、実施した監査の過程を記録する監査調書とは別の文書です。監査調書は「監査人が」「実施した監査の過程・証拠・判断を」記録するものである、という主体と内容を正確に押さえることが重要です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「監査対象部門が、監査報告後に改善提案への対応方法を記入したもの」は、監査後のフォローアップにおいて被監査側(監査対象部門)が作成する文書です。監査人が監査の過程を記録する監査調書とは、作成主体も内容も異なります。監査後のフォローアップにおいて被監査側である監査対象部門が作成する文書であり、監査人が監査の過程を記録する監査調書とは、作成主体も内容も異なります。
選択肢 イ
「監査対象部門が、予備調査前に当該部門の業務内容をとりまとめたもの」は、被監査側(監査対象部門)が用意する業務に関する資料です。監査人が実施した監査の過程・証拠・判断を記録する監査調書とは、作成主体が異なり、内容も異なります。被監査側である監査対象部門が用意する業務に関する資料であり、監査人が実施した監査の過程・証拠・判断を記録する監査調書とは、作成主体も内容も異なります。
選択肢 エ
「監査人が、年度の監査計画を監査対象ごとに詳細化して作成したもの」は、監査計画書(個別監査計画)に関する説明です。監査を実施する前の計画段階の文書であり、実施した監査の過程や証拠、判断を記録する監査調書とは別の文書です。監査を実施する前の計画段階の文書である監査計画書に関する説明であり、実施した監査の過程や証拠、判断を記録する監査調書とは別の文書です。

解くときのポイント

監査調書=監査人が、実施した監査の過程・入手した証拠・分析・結論の根拠を記録した文書。監査結論を裏付ける。被監査側が作る資料や、監査前に作る監査計画書とは区別する(作成主体は監査人、内容は実施記録)。