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正解は ア

解説

UMLのアクティビティ図は、業務やシステムの処理の流れ(フロー)を、開始から終了までの一連のアクション、分岐(条件による枝分かれ)、合流、そしてフォーク・ジョインによる並行処理として表現する図です。フローチャートを拡張したような図で、特に複数の処理が同時並行で進む様子を、フォーク(処理の分岐)とジョイン(処理の合流)を用いて記述できる点が特徴です。選択肢aは「多くの並行処理を含むシステムの、オブジェクトの振る舞いが記述できる」とあり、アクティビティ図が並行処理を含む動的な振る舞い(処理の流れ)を表現できるという特徴を述べているため正解です。UMLの他の図と区別すると、オブジェクト間の相互作用(メッセージのやり取り)を時系列で表すのはシーケンス図やコミュニケーション図、クラスの属性・操作と静的な関係を表すのはクラス図、システムを構成する物理的なコンポーネントの関係を表すのはコンポーネント図です。アクティビティ図は「処理の流れ・並行処理」を表すという用途を、他の図と対比して押さえましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「オブジェクト群がどのようにコラボレーションを行うか記述できる」は、コミュニケーション図(コラボレーション図)やシーケンス図の説明です。オブジェクト間のメッセージのやり取り(相互作用)を表す図であり、処理の流れや並行処理を表すアクティビティ図とは目的が異なります。オブジェクト間のメッセージのやり取り(相互作用)を表すコミュニケーション図やシーケンス図の説明であり、処理の流れや並行処理を表すアクティビティ図とは目的が異なります。
選択肢 ウ
「クラスの仕様と、クラスの間の静的な関係が記述できる」は、クラス図の説明です。クラスの属性・操作と、クラス間の関連・継承・集約などの静的な構造を表す図であり、処理の動的な流れを表すアクティビティ図とは表現する対象が異なります。クラスの属性・操作とクラス間の関連・継承などの静的な構造を表すクラス図の説明であり、処理の動的な流れを表すアクティビティ図とは表現する対象が異なります。
選択肢 エ
「システムのコンポーネント間の物理的な関係が記述できる」は、コンポーネント図(あるいは配置図)の説明です。システムを構成する部品(コンポーネント)の構成や依存関係を表す図であり、処理の流れや並行処理を表すアクティビティ図とは異なります。システムを構成する部品の構成や依存関係を表すコンポーネント図(配置図)の説明であり、処理の流れや並行処理を表すアクティビティ図とは表現する対象が異なります。

解くときのポイント

アクティビティ図=処理の流れ(フロー)と並行処理(フォーク・ジョイン)を表す動的な図。対比:シーケンス図/コミュニケーション図(オブジェクト間の相互作用)、クラス図(静的構造)、コンポーネント図(物理構成)。