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正解は イ

解説

電子メールをスマートフォンで受信する際に、メールサーバとスマートフォンとの間の通信を、メール本文を含めて暗号化するプロトコルを問う問題です。メール受信用プロトコルであるIMAPをSSL/TLSで暗号化したものがIMAPS(IMAP over SSL/TLS)で、通信全体(認証情報もメール本文も)を暗号化します。選択肢bのIMAPSが正解です。他の選択肢を確認します。APOPは、POPでパスワードを平文で送らないようにチャレンジレスポンスで暗号化する方式ですが、暗号化されるのはパスワードだけで、メール本文は平文のまま流れます。POP3は、メールを受信する基本的なプロトコルですが、暗号化機能はなく、本文もパスワードも平文で送られます。SMTP Submissionは、メールクライアントからメールサーバへメールを送信(投稿)する際に用いるプロトコルで、受信用ではありません。「受信」かつ「本文を含めて暗号化」という条件を満たすのはIMAPSだけです。プロトコルの用途(送信か受信か)と暗号化の範囲(パスワードのみか全体か)を区別して覚えましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
APOPは、POPでの認証時にパスワードを平文で送らないよう、チャレンジレスポンス方式で暗号化する仕組みです。しかし暗号化されるのは認証時のパスワードだけで、メール本文は暗号化されずに平文で送られるため、本文を含めて暗号化するという条件を満たしません。暗号化されるのは認証時のパスワードだけで、メール本文は暗号化されずに平文で送られるため、本文を含めて暗号化するという条件を満たしません。
選択肢 ウ
POP3は、メールサーバから電子メールを受信するための基本的なプロトコルですが、それ自体には暗号化の機能がありません。パスワードもメール本文も平文で送られるため、メール本文を含めて暗号化するという本問の条件を満たしません(暗号化にはPOP3SなどTLSとの併用が必要です)。メールを受信する基本的なプロトコルですがそれ自体に暗号化機能がなく、パスワードも本文も平文で送られるため、本文を含めて暗号化するという条件を満たしません。
選択肢 エ
SMTP Submissionは、メールクライアントからメールサーバへ電子メールを送信(投稿)する際に使うプロトコルです。本問が問うのはメールの「受信」時の暗号化であり、送信用のSMTP Submissionは用途が異なるため当てはまりません。メールクライアントからメールサーバへメールを送信(投稿)する際に使うプロトコルです。本問が問うのは受信時の暗号化であり、送信用のSMTP Submissionは用途が異なります。

解くときのポイント

受信を本文も含めて暗号化=IMAPS(IMAP over TLS)やPOP3S。APOPはパスワードのみ暗号化(本文は平文)。SMTP Submissionは送信用。プロトコルの『送信/受信』と『暗号化範囲(パスワードのみ/全体)』を区別する。