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正解は ア

解説

オープンイノベーションは、経営学者のヘンリー・チェスブロウが提唱した概念で、自社内の研究開発だけに閉じこもるのではなく、社外(他社・大学・研究機関・顧客など)の知識・技術・アイディアを積極的に取り込み、また自社の技術を外部に提供・開放することで、革新的な製品・サービスを効率よく生み出していく考え方です。社外の資源を活用することで、開発のスピードを上げ、コストやリスクを抑えながらイノベーションを起こせる点が特徴です。選択肢aの「社外からアイディアを募集し、新サービスの開発に活用した」は、外部のアイディアを取り込んで開発に生かす典型的なオープンイノベーションの事例であり正解です。これに対し、研究開発から製品化までを自社内の組織だけで完結させる従来型の進め方は「クローズドイノベーション」と呼ばれ、オープンイノベーションと対比されます。「社外(外部)の資源を取り込む、あるいは自社の技術を外部に開放する」という連携の有無を見れば、オープンイノベーションの事例かどうかを的確に判別できます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「社内の製造部と企画部で共同プロジェクトを設置し、新規製品を開発した」は、あくまで自社内の部門間連携にとどまるクローズドイノベーションの例です。社外の知識やアイディアを取り込んでいないため、外部資源の活用を本質とするオープンイノベーションの事例には当たりません。社内完結である点が決定的に異なります。
選択肢 ウ
「物流システムを変更して効率的な販売を行えるようにした」は、業務プロセスやサプライチェーンの効率改善に関する話であり、外部の知識・技術を取り込んで革新を生み出すオープンイノベーションとは関係がありません。社外との技術連携や知識の取り込みという要素がそもそも含まれていません。サプライチェーンの効率改善の話であり、社外の知識や技術を取り込んで革新を生むという、オープンイノベーションの本質的要素を含んでいません。
選択肢 エ
「ブランド向上のために自社製品の革新性についてWebに掲載した」は、広報・マーケティング(情報の発信)の活動です。外部からアイディアや技術を取り込む、あるいは自社技術を外部に開放して協業するという、オープンイノベーションの本質である取り込み・開放のいずれにも該当しません。情報を発信する広報・マーケティングの活動であり、外部資源の取り込みや自社技術の開放というオープンイノベーションの要件には当たりません。

解くときのポイント

オープンイノベーション=社外の知識・技術・アイディアを取り込み、また自社技術を外部に開放して革新を生む。社内だけで完結=クローズドイノベーション。『社外との連携・取り込み』があるかで判別。