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正解は ウ

解説

WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションへの攻撃を検知・防御するためのセキュリティ装置です。WAFの主な役割は、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)などの攻撃パターンを検知し、不正なリクエストをブロックすることです。 この問題では、HTTPSで暗号化された通信経路上でのWAFの適切な設置場所を問うています。WAFは通信内容を平文で読み取る必要があるため、暗号化された通信を検査することはできません。図の構成では、SSLアクセラレータで復号された後のHTTP通信となる位置c(Webサーバの直前)が最適な設置場所となります。 この配置により、SSLアクセラレータで復号された平文のHTTPトラフィックに対して、WAFが適切にWebアプリケーション層での攻撃を検知・防御できます。また、内部のWebサーバに到達する直前で検査できるため、セキュリティ的にも理想的な位置となります。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
位置aではHTTPS(暗号化された通信)の状態であり、WAFは内容を検査できません。また、ファイアウォールの外側に設置することは、WAF自体がインターネットからの直接の攻撃対象となってしまうリスクがあります。セキュリティ機器は可能な限り内側に配置するべきです。
選択肢 イ
位置bもまだHTTPS通信の状態であり、WAFは暗号化された通信内容を検査できません。SSLアクセラレータによる復号前の位置であるため、Webアプリケーションへの攻撃を検知することができず、WAFとしての機能を果たせません。
選択肢 エ
位置dはデータベースアクセス用のサービスの位置であり、すでにWebアプリケーション層での処理が終わった後の位置です。この位置ではWebアプリケーションへの攻撃を検知・防御するのが遅すぎ、また、データベースアクセスプロトコルを理解できないWAFには不適切です。

解くときのポイント

WAFの設置場所を考える際は、以下の3つのポイントを確認しましょう: 1. 通信が平文(復号済み)であること 2. Webアプリケーションへの入り口に近いこと 3. 保護対象のすぐ前に位置すること また、SSLアクセラレータとWAFの関係性も重要です。SSLアクセラレータは暗号化通信を終端(復号)する装置で、その後のWAFで平文検査が可能となります。セキュリティ機器の配置順序を理解することで、正しい設置位置を判断できます。