この試験の対策ガイド

基本情報技術者試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

ブロックチェーンと仮想通貨(暗号資産)に関する問題です。マイニング(採掘)とは、仮想通貨の取引データの確認や記録(新しいブロックの生成)に必要となる膨大な計算作業に参加し、最初に計算を成功させた参加者が報酬として新規発行の仮想通貨を得る仕組みのことです。アが正解です。ビットコインなどのブロックチェーンでは、一定期間の取引をまとめたブロックを追加する際、特定の条件を満たすハッシュ値を見つけ出す計算競争(プルーフオブワーク)が行われます。この計算に参加する人(マイナー)が世界中に分散して存在することで、中央管理者がいなくても取引記録の正当性が担保される、という設計になっています。マイニングという名前は、計算の対価として新しい通貨を「掘り当てる」ことの比喩です。仮想通貨関連の用語では、マイニング(計算参加と報酬)、ウォレット(鍵の管理)、取引所(売買)などの役割の違いが問われるため、「誰が何をして何を得るか」で整理しておきましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
仮想通貨を安く買って高く売ることでキャピタルゲイン(売買差益)を得るのは、仮想通貨の「取引(トレード)」すなわち投資活動の説明です。マイニングは取引の検証・記録という計算作業への参加の対価として新規発行の通貨を得る仕組みであり、市場での売買による利益獲得とは通貨を得る方法がまったく異なります。報酬の源泉が「計算への貢献」か「価格変動」かで区別しましょう。
選択肢 ウ
個人や組織に対して仮想通貨による送金を行うことは、仮想通貨の基本機能である「送金・決済」の利用であり、マイニングではありません。送金はあくまで仮想通貨を使う利用者側の行為です。マイニングはむしろ、そうした送金取引の正当性を検証してブロックチェーンに記録する側の活動であり、報酬を対価としてネットワークの信頼性を支える役割に当たります。立場の違いで区別できます。
選択肢 エ
実店舗などで仮想通貨を使った支払や決済を行うことは、仮想通貨の「決済手段としての利用」の説明です。法定通貨の代わりに仮想通貨で代金を支払う行為であり、取引の確認・記録の計算作業に参加して報酬を得るマイニングとは行為の内容がまったく異なります。利用者としての行為か、ネットワーク維持への参加か、という立場の違いで区別できます。

解くときのポイント

マイニング=「取引の検証・記録の計算に参加して報酬として仮想通貨を得る」。売買差益=トレード、支払・送金=決済利用、と「通貨をどう得る/使うか」で区別する。