正解は ウ
生産管理方式に関する問題です。かんばん方式は、トヨタ生産方式の中核をなす仕組みで、JIT(ジャストインタイム: 必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産する)を実現するための具体的な手法です。「かんばん」と呼ばれる作業指示票を使い、後工程が使った分だけを前工程に取りに行き、前工程は引き取られた分だけを生産します。これにより各工程間の中間在庫(仕掛品)を極力減らすことができます。ウの「中間在庫を極力減らすために、生産ラインにおいて、後工程の生産に必要な部品だけを前工程から調達する」はこの説明そのものであり、正解です。かんばん方式の本質は「後工程引取り(プル型生産)」にあります。前工程が計画に基づいて見込みで作って後工程に押し込むプッシュ型とは逆に、後工程の実需要が生産の起点になるため、作り過ぎのムダと在庫が抑制されます。「かんばん=JIT=中間在庫の削減=後工程引取り」というキーワードの連鎖で覚えておくと、生産管理分野の関連問題にも対応できます。
かんばん方式=JIT の実現手段=「後工程が必要な分だけ前工程から引き取る(プル型)」=中間在庫の最小化。「標準化」「系列調達」「競争入札」は調達・購買の話で、生産統制のかんばんとは別物。