この試験の対策ガイド

基本情報技術者試験 対策ガイド

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正解は エ

解説

情報社会の格差に関する用語の問題です。ディジタルディバイド(デジタルデバイド: 情報格差)とは、情報リテラシ(IT を使いこなす能力)の有無や、PC・インターネットなどの IT 利用環境の相違によって生じる、社会的または経済的な格差のことです。エが正解です。IT を活用できる人とできない人の間では、得られる情報の量や質、就業機会、行政・商業サービスへのアクセスなどに差が生じ、それが収入や生活水準といった社会経済的な格差につながります。ポイントは、ディジタルディバイドが指すのは「人々」や「環境」そのものではなく「格差」という状態であることです。高齢者・障害者・低所得者・過疎地域の住民などが格差の影響を受けやすいとされ、対策としては情報リテラシ教育、公共施設でのインターネット環境整備、誰もが使いやすい情報機器の開発(アクセシビリティの向上)などが挙げられます。選択肢には情報弱者・情報バリアフリー・アクセシビリティといった関連概念が並んでおり、それぞれの定義の違いを正確に区別できるかが問われています。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
PC などの情報通信機器の利用方法が分からなかったり、機器を所有していなかったりして情報の入手が困難な「人々」を指す記述は、いわゆる情報弱者(情報難民)の説明です。ディジタルディバイドはそうした人々と IT を活用できる人々との間に生じる「格差」そのものを指す用語であり、人々を指す用語ではありません。指し示す対象(人か格差か)の違いで区別します。
選択肢 イ
高齢者や障害者の情報通信の利用面での困難が社会的・経済的格差につながらないように、誰もが情報通信を利活用できるように整備された「環境」を指す記述は、情報バリアフリー(あるいはディジタルインクルージョンの実現環境)の説明です。これはディジタルディバイドを解消するための取組み・環境であって、格差そのものを指す用語ではありません。
選択肢 ウ
情報通信機器やソフトウェア、情報サービスなどを高齢者・障害者を含む全ての人が利用可能であるか、利用しやすくなっているかの「度合い」を指す記述は、(情報)アクセシビリティの説明です。製品・サービス側の使いやすさの程度を表す概念であり、人々の間に生じる社会的・経済的格差を意味するディジタルディバイドとは定義が異なります。

解くときのポイント

似た用語は「何を指すか」で区別: ディジタルディバイド=格差(状態)、情報弱者=人々、情報バリアフリー=整備された環境、アクセシビリティ=利用しやすさの度合い。