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正解は ウ

解説

バックアップ方式の分類に関する問題です。バックアップには大きく3つの方式があります。①フルバックアップ: 毎回すべてのファイルをバックアップする。②差分バックアップ: 最初のフルバックアップ以降に更新されたファイルを毎回すべてバックアップする(更新情報はリセットしない)。③増分バックアップ: 直前のバックアップ以降に更新されたファイルだけをバックアップし、更新情報をリセットする。本問が問う増分バックアップはウの記述、すなわち「直前に行ったバックアップの後、ファイル更新を示す情報があるファイルだけをバックアップし、ファイル更新を示す情報はリセットする」が該当します。更新情報をリセットすることで、次回は「今回以降に更新されたファイルだけ」が対象になる点が増分方式の核心です。増分はバックアップ時間と容量が最小で済む一方、復元には最初のフルバックアップとそれ以降のすべての増分バックアップが必要になる、というトレードオフも頻出論点なので併せて押さえておきましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「最初のバックアップの後」を基準に更新されたファイルをバックアップし、更新情報を変更しないでそのまま残す方式は差分バックアップの説明です。更新情報をリセットしないため、毎回「最初のフルバックアップ以降に変更されたすべてのファイル」が対象になり、回を重ねるごとにバックアップ量が増えていきます。基準点(最初か直前か)とリセットの有無が増分との判別ポイントです。
選択肢 イ
更新を示す情報の有無にかかわらず全ファイルをバックアップし、更新情報をリセットする方式はフルバックアップの説明です。毎回すべてのファイルを取得するため復元は1世代だけで済み単純ですが、バックアップの所要時間と容量が3方式の中で最も大きくなります。「直前のバックアップ以降に更新されたファイルだけ」を対象にする増分バックアップとは、バックアップの対象範囲が根本的に異なります。
選択肢 エ
直前のバックアップを基準にしている点は増分と同じですが、「更新情報にかかわらず全ファイルをバックアップする」のであればそれはフルバックアップの動作であり、増分ではありません。さらに更新情報を変更せず残す点も増分の「リセットする」という動作と矛盾します。増分の定義の2要素(更新分だけ・リセットする)の両方を満たさない選択肢です。

解くときのポイント

バックアップ3方式は「基準点」と「リセット有無」で判別: フル=全部、差分=最初のフル以降・リセットなし、増分=直前以降・リセットあり。復元手順の違い(増分は全世代必要)も頻出。