この試験の対策ガイド

基本情報技術者試験 対策ガイド

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正解は エ

解説

IoTの応用事例のうちHEMSを問う問題です。HEMS(Home Energy Management System、ヘムス)は、家庭内のエネルギー管理システムで、太陽光発電装置などのエネルギー機器、エアコンや照明などの家電機器、各種センサ類を家庭内通信ネットワークに接続し、エネルギーの使用状況を「可視化」するとともに、消費を「最適制御」する仕組みです。エの「太陽光発電装置などのエネルギー機器、家電機器、センサ類などを家庭内通信ネットワークに接続して、エネルギーの可視化と消費の最適制御を行う」がまさにHEMSの説明であり、正解です。電力使用量をモニタに表示して節電意識を高めたり、機器を自動制御してピーク電力を抑えたりすることで、家庭の省エネと電気代削減を実現します。HEMSの「H」は Home(家庭)を表す点が識別の鍵で、対象範囲が「家庭内」であることを押さえます。同種の用語に、ビル向けのBEMS、工場向けのFEMS、地域・都市向けのCEMSがあり、対象範囲(家庭・ビル・工場・都市)で区別できます。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
工場内の機械に取り付けたセンサで振動・温度・音などを常時計測し、劣化状態を分析して適切なタイミングで部品を交換するのは、予兆保全(予知保全)の事例です。設備の故障を未然に防ぐIoTの活用事例ですが、家庭のエネルギーの可視化と最適制御を行うHEMSとは、対象も目的もまったく異なります。工場設備の予兆保全と家庭のエネルギー管理は、別々のIoT応用分野として区別する必要があります。
選択肢 イ
自動車に取り付けたセンサで車両の状態や路面状況のデータを計測し、ネットワークを介して分析することで効率的な運転を支援するのは、コネクテッドカーやテレマティクスの事例です。自動車に関するIoT活用の事例であり、家庭内のエネルギー機器・家電・センサを管理するHEMSとは、適用される対象がまったく異なります。HEMSのHはHome(家庭)であり、移動体である自動車は対象に含まれません。
選択肢 ウ
情報通信技術や環境技術を駆使して、街灯などの公共設備や交通システムをはじめとする都市基盤のエネルギーを可視化し最適制御するのは、スマートシティやCEMS(地域・都市のエネルギー管理)の事例です。可視化と最適制御を行う点はHEMSと共通しますが、対象範囲が「都市基盤」であり、「家庭内」を対象とするHEMSとは規模が異なります。

解くときのポイント

HEMSの「H」はHome=家庭。家庭内のエネルギー機器・家電・センサをつなぎ、エネルギーの可視化と消費の最適制御を行う。対象範囲でBEMS(ビル)・FEMS(工場)・CEMS(都市)と区別。