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正解は イ

解説

サービスマネジメントにおけるベンチマーキングを問う問題です。ベンチマーキング(benchmarking)とは、自社のサービスや業務プロセスのパフォーマンスを、業界内外の優れた組織の業務方法(ベストプラクティス)と比較・評価し、自社の改善の指針を得る手法です。「ベンチマーク(基準・指標)」と比べることで、自社がどの水準にあるか、どこに改善余地があるかを客観的に把握できます。イの「業界内外の優れた業務方法(ベストプラクティス)と比較して、サービス品質及びパフォーマンスのレベルを評価する」がまさにベンチマーキングの説明であり、正解です。プロセス改善の出発点として、目標とすべき水準を外部の優良事例に求める点が特徴です。他の選択肢は、BSC(バランススコアカード)、サービスレベル管理、SWOT分析という別の手法の説明であり、「外部の優れた事例と比較する」というベンチマーキング固有のキーワードで識別するのが確実です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
ITサービスのパフォーマンスを財務、顧客、内部プロセス、学習と成長の4つの観点から測定し、戦略的活動を支援するのは、BSC(バランススコアカード)の説明です。4つの視点で経営や活動を多面的に評価するフレームワークであり、外部のベストプラクティスとの比較を本質とするベンチマーキングとは手法が異なります。
選択肢 ウ
サービスのレベルで可用性、信頼性、パフォーマンスを測定し、顧客に報告するのは、サービスレベル管理(SLM)の説明です。SLA(サービスレベル合意)で定めた目標に対する達成状況を測定・報告する活動であり、自社サービスの監視・報告が中心です。外部の優良事例と比較して改善指針を得るベンチマーキングとは目的が異なります。
選択肢 エ
強み、弱み、機会、脅威の観点から現状を分析するのは、SWOT分析の説明です。内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)の4要素を整理して戦略立案に活かす手法であり、あくまで自組織の現状分析が中心です。外部の優れた業務方法(ベストプラクティス)との比較を本質とするベンチマーキングとは、分析の枠組みも目的も根本的に異なります。

解くときのポイント

ベンチマーキング=業界内外のベストプラクティスと比較してパフォーマンスを評価し改善指針を得る手法。BSC(4視点測定)、SLM(サービスレベル測定報告)、SWOT(強み弱み機会脅威)と区別。