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情報セキュリティマネジメント試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

ゼロトラスト(Zero Trust)は「何も信頼しない」を原則としたセキュリティの考え方で、「内部ネットワークは安全」という従来の境界防御モデルへのアンチテーゼとして登場しました。従来のセキュリティは「ファイアウォール内部(社内LAN)は信頼できる」という前提に立っていましたが、クラウドの普及・リモートワーク・内部不正・ラテラルムーブメント攻撃により、「社内ネットワークにいるから安全」とは言えなくなりました。ゼロトラストの原則は①すべてのリソースへのアクセスを認証・認可・暗号化する②最小権限の原則を徹底③ネットワーク位置(内外)を問わず常に検証する、です。「内部ネットワークであっても必ずしも安全ではないことを前提に(選択肢b)」というのがゼロトラストの本質的な考え方です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「機器やソフトウェアの脆弱性のうち、開発元から対策方法が提供される前に悪用されること」はゼロデイ攻撃(Zero-day Attack)の説明です。「ゼロ」という言葉が入っていますが、ゼロトラストとは全く異なる概念です。
選択肢 ウ
「秘密情報そのものは明かさずに、自分が秘密情報を知っていることを証明する技術」はゼロ知識証明(Zero-Knowledge Proof)の説明です。暗号学・認証の分野の技術であり、ゼロトラストとは別概念です。
選択肢 エ
「マルウェア定義ファイルを用いず、PCの振る舞いからマルウェアを検出する」はビヘイビア型(振る舞い検知型)マルウェア対策の説明です。ゼロトラストはネットワークセキュリティの設計思想であり、マルウェア検出手法ではありません。

解くときのポイント

ゼロトラスト=「内部ネットワークも信頼しない、常に検証する」設計思想。「ゼロ」がつく紛らわしい用語:ゼロデイ攻撃(未公開脆弱性の悪用)・ゼロ知識証明(秘密を明かさず証明)・ゼロトラスト(内外問わず信頼しない)をセットで整理。