この試験の対策ガイド

情報セキュリティマネジメント試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

ランダムサブドメイン攻撃(DNS水責め攻撃)は,攻撃者が多数のオープンリゾルバ(誰からの問合せにも応答してしまうDNSサーバ)に対し,標的とする“あるドメイン”の実在しないランダムなサブドメイン名(例:xxxx.example.jp)を大量に問い合わせる攻撃です。これらのサブドメインはキャッシュに存在しないため,オープンリゾルバは“あるドメイン”を管理する権威DNSサーバへ次々に問合せを転送します。結果として,標的ドメインの権威DNSサーバに大量の問合せが集中し,過大な負荷が掛かってサービス低下や停止に至ります。したがって正解はa『“あるドメイン”を管理する権威DNSサーバに対して負荷が掛かる』です。選択肢bのDNS情報の改ざん,cのキャッシュへの不正値の注入,dのゾーン情報の窃取は,それぞれ別の攻撃(改ざんやキャッシュポイズニング等)であり,この攻撃で発生する事象(権威サーバへの負荷集中)ではありません。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
権威DNSサーバに登録されているDNS情報の改ざんは,別の攻撃で生じる事象です。ランダムサブドメイン攻撃は大量問合せで負荷をかける攻撃で,登録情報の改ざんは行いません。
選択肢 ウ
オープンリゾルバのキャッシュに不正な値を注入するのは,DNSキャッシュポイズニングの事象です。ランダムサブドメイン攻撃は負荷集中を狙うもので,キャッシュ汚染は目的ではありません。
選択肢 エ
オープンリゾルバが保持するゾーン情報の不正入手は,ゾーン転送の悪用などで生じる事象です。大量問合せで権威サーバに負荷をかけるこの攻撃とは異なります。

解くときのポイント

ランダムサブドメイン攻撃=実在しないサブドメインを大量問合せし,標的の『権威DNSサーバに負荷集中』させる(DNS水責め)。キャッシュ汚染や改ざんとは別。