この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

RIPとOSPFはルーティングプロトコルの方式が根本的に異なる。RIP-2(Routing Information Protocol version 2)はディスタンスベクタ型:隣接ルータとのホップ数(最大15)だけで経路選択し、30秒ごとに定期的にルーティング情報をブロードキャスト/マルチキャスト(224.0.0.9)で交換する。OSPF(Open Shortest Path First・RFC 2328)はリンクステート型:全ルータがネットワーク全体のトポロジ情報をLSA(Link State Advertisement)でフラッディングして収集し、各ルータが独立してSPF(Shortest Path First:ダイクストラアルゴリズム)で最短経路を計算する。OSPF内でルータはLSDBを保持する。両者の主な違い:①方式(ディスタンスベクタ vs リンクステート)②メトリック(ホップ数 vs コスト=帯域幅の逆数)③最大ホップ数(15 vs 制限なし)④収束速度(遅い vs 速い)⑤更新方式(定期 vs イベント駆動)。VLSMとマルチキャストはRIP-2もOSPFも対応。LSDatabaseはOSPFのみ。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
VLSM(Variable Length Subnet Mask:可変長サブネットマスク)への対応はRIP-2もOSPFも両方サポートしている。RIP-1はサブネットマスク情報をルーティング更新に含めないためVLSM非対応だったが、RIP-2(RFC 2453)でサブネットマスクを含めるようになりVLSMに対応した。したがってVLSM対応はOSPFのみの特徴ではない。
選択肢 ウ
マルチキャストの使用はRIP-2(224.0.0.9)もOSPF(AllSPFRouters: 224.0.0.5、AllDRouters: 224.0.0.6)も両方行う。RIP-1はブロードキャスト(255.255.255.255)を使用していたが、RIP-2でマルチキャストに移行した。マルチキャスト使用はOSPFのみの特徴ではなく共通の特性。
選択肢 エ
30秒ごとの定期的なルーティング情報更新はRIP-2の特徴。OSPFはトポロジ変化が発生したときのみLSAを送信するイベント駆動型で、定期的なLSA再送(LSRefreshTime:30分)はあるが毎30秒の定期更新ではない。RIP-2の定期更新はネットワーク帯域の無駄遣いと収束の遅さの原因であり、OSPFの優れた点の一つ。

解くときのポイント

RIP-2 vs OSPF比較表: ①方式(DV vs LS)②メトリック(ホップ数 vs コスト)③最大ホップ数(15 vs 無制限)④収束速度(遅い vs 速い)⑤更新(定期30秒 vs イベント駆動)。