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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

VPNプロトコルは動作するレイヤーで分類される。IPsecはネットワーク層(L3)のプロトコルで、トンネルモードでは元のIPパケット全体(ヘッダ+ペイロード)を新しいIPパケットのペイロードとしてカプセル化し、さらにAH(認証)またはESP(暗号化+認証)ヘッダを付与してトンネリングを実現する。「ネットワーク層のパケットをIPパケットでカプセル化」する点がIPsecトンネルモードの特徴。拠点間VPN(Site-to-Site VPN)ではIPsecトンネルモードが主に使われる。IPsecのトランスポートモードはペイロードのみを暗号化しIPヘッダはそのまま使う(同一ネットワーク内のホスト間通信等に使用)。IPsecはIKE(Internet Key Exchange)プロトコルで鍵交換・SA(Security Association)の確立を行い、その後ESP(Encapsulating Security Payload)でデータを暗号化する。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)はデータリンク層(L2)のトンネリングプロトコルで、PPPフレームをUDPでカプセル化する。ネットワーク層パケットをIPパケットでカプセル化する説明とは異なる。L2TPは暗号化機能を持たないため、一般的にIPsecと組み合わせて使用される(L2TP/IPsec)。
選択肢 ウ
PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)はMicrosoftが開発したL2トンネリングプロトコルで、PPPフレームをGRE(Generic Routing Encapsulation)でカプセル化しTCPで制御する。データリンク層のカプセル化であり、ネットワーク層パケットをIPでカプセル化するIPsecとは異なる。現在は脆弱性のため使用非推奨。
選択肢 エ
RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol・IEEE 802.1w)はイーサネットスイッチのネットワークループを防止し、高速な冗長パス切り替えを実現するL2プロトコル。VPNやトンネリングとは全く無関係のスイッチングプロトコル。STPの改良版として収束時間を大幅に短縮(最大1秒以内)している。

解くときのポイント

VPNプロトコルの層: IPsec(L3)、L2TP(L2)、PPTP(L2)、SSL VPN(L4/アプリケーション層)。IPsecはトランスポートモード(ペイロードのみ暗号化)とトンネルモード(パケット全体をカプセル化)の2モードがある。