この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は ア

解説

AAAフレームワークはネットワークアクセス制御の基盤となる3要素で構成される。Authentication(認証)は「誰であるか」を確認するプロセスで、ユーザー名・パスワード・証明書などを使って本人確認を行う。Authorization(認可)は認証済みユーザーが「何を許可されているか」を決定するプロセスで、アクセス可能なリソースや操作の範囲を制御する。Accounting(アカウンティング)は「何をしたか」を記録・追跡するプロセスで、ネットワーク利用時間・送受信量・アクセスしたリソースなどを記録し、課金・監査・障害調査に活用する。RADIUSはUDPベースのAAAプロトコルとして企業やISPのネットワークアクセス制御に広く使われており、DiameterはRADIUSの後継プロトコルとしてTCPベースでより高機能な実装が可能。IEEE 802.1X認証でもRADIUSサーバがAAAサーバとして機能する。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
Audit(監査)はセキュリティ管理において重要な活動だが、AAAフレームワーク(Authentication・Authorization・Accounting)の3番目の要素ではない。監査はセキュリティポリシーへの準拠状況を事後的・定期的に評価する活動であり、AAAのAccountingが指すリアルタイムの利用記録・課金管理とは目的も実施タイミングも異なる概念。
選択肢 ウ
Activation(有効化・起動)はAAAフレームワークとは全く無関係な概念で、ソフトウェアのライセンス認証やデバイスの有効化手続きなどで使われる用語。ネットワークアクセス制御のAAAフレームワークの文脈では一切使用されない。Authenticationと頭文字が同じAであることによる引っかけであり、全く別の概念。
選択肢 エ
Augmented Reality(拡張現実・AR)はスマートフォンやARグラスのカメラ映像にCGや情報を重ね合わせるディスプレイ・映像技術。ネットワークセキュリティのAAAフレームワークとは全く関係がない。Accounting・Authentication・Authorizationと同じ頭文字Aであることを利用した引っかけ選択肢で、内容は完全に無関係。

解くときのポイント

AAAはRADIUS(UDP、認証・認可・アカウンティング対応)とDiameter(RADIUSの後継、より高機能)が代表的プロトコル。IEEE 802.1XでもRADIUSサーバがAAA機能を提供する。