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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

IEEE 802.1Xはポートベースのネットワークアクセス制御(PNAC:Port-based Network Access Control)を規定する標準規格(IEEE 802.1X-2020が最新版)。EAP(Extensible Authentication Protocol:拡張認証プロトコル)を使って、ネットワークへの接続を認証が完了するまで制限する枠組みを定める。登場する3つのコンポーネント:①サプリカント(Supplicant):認証を要求するクライアント(PC・デバイス等)。EAPoL(EAP over LAN)でオーセンティケータと通信。②オーセンティケータ(Authenticator):認証の中継役となるネットワーク機器(スイッチ・無線APなど)。EAPoLをRADIUSに変換してRADIUSサーバと通信。③認証サーバ(Authentication Server):実際の認証判断を行うRADIUSサーバ。認証成功/失敗をオーセンティケータに返す。EAPはPEAP・EAP-TLS・EAP-TTLSなど多様な認証方式をトンネル内で運ぶ拡張可能な枠組みであることが特徴。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「アクセスポイントが認証局と連携してパスワードをセッションごとに生成する仕組み」はOTP(ワンタイムパスワード)やTOTP(Time-based OTP)の説明に近いが、802.1Xの仕様とは異なる。802.1XはRADIUSサーバとEAPを使った認証の枠組みを規定するものであり、パスワードをセッションごとにAPが生成する仕組みではない。
選択肢 ウ
WPS(Wi-Fi Protected Setup:ワイヤレスプロテクテッドセットアップ)は無線LANへの簡易接続設定(PINコードやボタン押下で認証なしに接続設定を行う)の規格でIEEE 802.11の枠組みに含まれる。WPSはセキュリティ上の脆弱性(PINブルートフォース攻撃)が知られており現在は無効化が推奨される。802.1Xのポート認証とは全く別の規格。
選択肢 エ
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection:搬送波感知多重アクセス・衝突検知)は有線イーサネット(IEEE 802.3)のメディアアクセス制御方式。同一ネットワーク上の複数デバイスがバスを共有してパケット送信する際の衝突検知・再送の仕組みを規定する。無線LAN(IEEE 802.11)ではCSMA/CA(衝突回避)が使われる。ポート認証の802.1Xとは全く関係ない。

解くときのポイント

IEEE 802.1X の登場人物: サプリカント(クライアント)、オーセンティケータ(AP・スイッチ)、認証サーバ(RADIUS)。EAPはトンネル内で多様な認証方式(EAP-TLS、PEAP等)を運ぶ。