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正解は ウ

解説

NFV(Network Functions Virtualisation)はETSI(欧州電気通信標準化機構)が提唱するネットワーク仮想化の概念で、「ルータ・ファイアウォール・ロードバランサ・IDS/IPSなどのネットワーク機能を専用ハードウェアではなく、汎用サーバ上の仮想マシン(ソフトウェア)で実現する」という考え方です。従来はルータにはシスコの専用機器、ファイアウォールにはネットワーク機器ベンダーの専用アプライアンスが必要でしたが、NFVではこれらを汎用x86サーバ上のVMとして実装します。これによりハードウェアコストの削減・機能の迅速な追加・拡張が可能になります。5G通信網の制御機能のソフトウェア化にも広く応用されています。NFVはSDN(Software-Defined Networking)と組み合わせて使われることが多いですが、概念的に独立しています。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「ONFが提唱するSDNを用いて仮想化を実現する」は誤りです。NFVはETSIが提唱し、SDN(ONF)と独立した概念です。NFVは「機能の仮想化」、SDNは「制御プレーンとデータプレーンの分離・集中制御」というアーキテクチャです。両者は補完関係にありますが、NFVはSDNを必須としません。
選択肢 イ
「OpenFlowコントローラやOpenFlowスイッチなどの専用機器だけを使ってネットワークを構築する」はOpenFlowプロトコルを使ったSDNの実装例の説明です。OpenFlowはSDNの制御プロトコルの一つであり、NFVとは別の技術です。NFVは専用ハードウェアから汎用サーバへの移行を目指すものです。
選択肢 エ
「ロードバランサ・スイッチ・ルータなどの専用機器を使ってVLAN・VPNなどの仮想ネットワークを実現する」はVLAN・VPNなど従来の仮想ネットワーク技術の説明です。NFVはむしろ「専用機器から汎用サーバへの移行」が目的であり、専用機器での仮想化とは真逆のアプローチです。

解くときのポイント

NFV=「ネットワーク機能(ルータ・FW等)を専用機から汎用サーバのソフトウェアへ移行」(ETSI提唱)。SDNとの違い:SDN=「ネットワークの制御とデータ転送を分離してソフトウェアで集中制御」(ONF/OpenFlow)。NFVは「何をどこで動かすか(機能の仮想化)」、SDNは「どう制御するか(制御の分離)」。