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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は イ

解説

VDI(Virtual Desktop Infrastructure)を経由したインターネット閲覧環境で、マルウェアの侵入とファイル流出の両方を防ぐためには、PCとVDIサーバ間の通信を「VDIの画面転送プロトコルだけに限定する」ことが必要です。画面転送プロトコル(RDP・PCoIP・Blast Extremeなど)は画面の描画情報のみを転送します。ファイル転送を許可してしまうと、VDI上で開いた感染ファイルがPC側に転送されるリスク(マルウェア侵入経路)と、PCのファイルがVDI経由でインターネット上に流出するリスクが生じます。つまり「画面だけを見るための通信経路」に限定することで、マルウェアもファイルも「移動できない」環境を実現します。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「PCとVDIサーバ間は、VDIの画面転送プロトコル及びファイル転送を利用する」は誤りです。ファイル転送を許可すると、マルウェアを含むファイルがVDIとPCの間で転送でき、マルウェア侵入とファイル流出の両方が発生します。ファイル転送の許可は目的と逆効果です。
選択肢 ウ
「VDIサーバが、プロキシサーバとしてHTTP通信を中継する」は誤りです。VDIサーバがHTTPプロキシになっても、PCとVDIサーバ間の通信方法は変わらず、マルウェアやファイルのPC側への持ち込み・流出は防げません。PCとVDIサーバ間のファイル転送が可能なままです。
選択肢 エ
「VDIサーバが、プロキシサーバとしてVDIの画面転送プロトコルだけを中継する」は設問の構成の矛盾です。VDIサーバが自分自身の画面転送プロトコルのプロキシになるという構成は技術的に意味をなさず、設問の条件(PCからVDIにログインして仮想マシン上のブラウザを使う)とは異なる構成です。

解くときのポイント

VDIのセキュリティ原則=「画面転送プロトコルだけにする」。ファイル転送やクリップボード共有を禁止することでマルウェア侵入とデータ漏えいを防ぐ。VDI活用の目的:インターネット閲覧の隔離(インターネット分離)。「画面だけ見せてデータは渡さない」が本質。