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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は エ

解説

CASB(Cloud Access Security Broker)はGartnerが提唱したクラウドセキュリティのコンセプトで、企業のユーザーとクラウドサービスプロバイダの間に介在してセキュリティポリシーを適用するためのソリューションです。CASBの主要な機能(4本柱)は①可視性(Visibility):組織内で利用されているクラウドサービスを全て把握し、シャドーITを発見②コンプライアンス:データのガバナンスやコンプライアンスルールの適用③データセキュリティ:DLP(Data Loss Prevention)によるデータ漏えい防止④脅威防御:マルウェア・内部不正の検知です。設問の「管理者が組織の利用者が利用している全てのクラウドサービスの利用状況を可視化し、許可を得ずにクラウドサービスを利用している者を特定できる」はCASBの「可視性」機能の説明です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「クラウドサービスプロバイダが、運用しているクラウドサービスに対してDDoS攻撃対策を行うことによって可用性低下を緩和できる」はクラウドプロバイダ側のセキュリティ対策です。CASBはクラウドサービスの利用者側組織のセキュリティ管理ツールであり、プロバイダのDDoS対策はCASBの機能ではありません。
選択肢 イ
「クラウドサービスプロバイダが、施設に対して入退室管理を行うことによってクラウドサービス運用環境への物理的な不正アクセスを防止できる」もクラウドプロバイダ側の物理セキュリティです。CASBは利用者組織側のアプリケーション・データセキュリティに焦点を当てており、プロバイダ施設の物理セキュリティとは無関係です。
選択肢 ウ
「クラウドサービス利用組織の管理者が、組織で利用しているクラウドサービスに対して脆弱性診断を行うことによって脆弱性を特定できる」はCASBの機能ではなく、クラウドサービスのセキュリティアセスメント・ペネトレーションテストの説明です。CASBは利用状況の可視化・ポリシー適用が主機能であり、脆弱性診断ツールとは異なります。

解くときのポイント

CASB=「企業とクラウドの間に入ってシャドーITを可視化・制御するブローカー」。4本柱:可視性(シャドーIT発見)、コンプライアンス、DLP(データ漏えい防止)、脅威防御。「許可されていないクラウドサービスの特定」が典型的なCASBの効果として頻出。