正解は イ
Pass the Hash(PtH)攻撃は、Windowsの認証プロトコル(NTLM認証)の仕組みを悪用した攻撃です。通常のNTLM認証では、クライアントがパスワードをハッシュ化した値(NTハッシュ)を使って認証を行います。攻撃者はマルウェアやメモリダンプツール(例:Mimikatz)を使ってシステムのメモリからNTハッシュを盗み出し、そのハッシュ値を直接認証に使用してログインします。つまり「平文パスワードを知らなくても、ハッシュ値さえあれば認証を突破できる」という設計上の脆弱性を悪用します。対策としては、Protected UsersグループへのユーザーID登録、Credential Guardの有効化、Windows 10以降でのNTLMv2の強制などがあります。横断的侵害(ラテラルムーブメント)の典型的な手法です。
Pass the Hashのキーワードは「ハッシュ値だけで認証」。NTLM認証がハッシュ値を認証情報として使う仕様を悪用。対策はKerberos認証への移行・Protected Usersグループ設定・Credential Guard。「ハッシュから平文を導出」は誤りで、ハッシュはそのまま使う。