正解は エ
本問は、プライバシーマークを取得しているA社が個人情報管理台帳の取扱いについて行った内部監査で、監査人が「指摘事項」(改善を要する不適切な状況)として監査報告書に記載すべきものを選ぶ問題です。個人情報管理台帳は、保有する個人情報を適切に管理するための重要な記録であり、個人情報の取得・利用・保管の状況の変化に応じて、定期的に、また必要に応じて見直し・更新されるべきものです。選択肢dの「個人情報管理台帳の見直しは、新たな個人情報の取得があった場合にだけ行っている」は、見直しの契機を「新たな取得時」だけに限定しており、定期的な見直しや、保管期限の到来・利用目的の変更・廃棄などに応じた見直しが行われないおそれがあります。これは台帳が実態と合わなくなるリスクがあり、適切な管理状態とはいえないため、監査人が指摘すべき不備に該当し、選択肢dが正解です。他の選択肢は、概数でしか把握できない情報を概数で記載すること、保管場所・方法・期限を記載すること、機密性を守る保護措置を講じることであり、いずれも個人情報管理台帳の適切な取扱いであって、指摘すべき不備ではありません。監査の「指摘事項」を問う設問では、リスクのある不適切な状態を選ぶ点に注意します。
監査の『指摘事項』を問う設問は、適切な状態ではなくリスクのある不備を選ぶ。個人情報管理台帳は定期的・必要に応じて見直すべきで、『新規取得時だけ見直す』は見直し契機が不十分で実態と乖離するリスクがあり不備。