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正解は エ

解説

本問は、DHCP(IPアドレスを自動割り当てするプロトコル)において、PCがDHCPサーバへ送る最初の問い合わせ(DHCPDISCOVER)の宛先IPアドレスを問う問題です。PCはまだIPアドレスをもたず、条件(2)より自分自身のサブネット情報(ネットワークアドレスやサブネットマスク)も知りません。そのため、自分のサブネット内に限定したブロードキャスト(ディレクテッドブロードキャスト、例:192.168.1.255)を使うことができません。サブネットが分からなくても全ての機器に届く、限定ブロードキャストアドレス(リミテッドブロードキャスト)である「255.255.255.255」を宛先として使います。選択肢dの255.255.255.255が正解です。なお、DHCPサーバが別のサブネット(192.168.2.0/24)にあっても、条件(1)よりルータでDHCPリレーエージェントが動作しているため、ルータがこのブロードキャストを受け取って、別サブネットのDHCPサーバへユニキャストで中継してくれます。他の選択肢のネットワークアドレス(192.168.1.0)や各サブネットのディレクテッドブロードキャストアドレス(192.168.1.255、192.168.2.255)は、自分のサブネットを知らないPCが最初の問い合わせに使う宛先としては適切ではありません。サブネット不明時のブロードキャストは255.255.255.255、という点が核心です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
192.168.1.0 は、サブネット192.168.1.0/24のネットワークアドレス(そのネットワーク自体を表すアドレス)であり、宛先として個々の機器やブロードキャストに使うものではありません。最初のDHCP問い合わせの宛先としては適切ではありません。192.168.1.0はサブネットのネットワークアドレス(ネットワーク自体を表すアドレス)であり、個々の機器やブロードキャストの宛先には使えず、最初のDHCP問い合わせには不適切です。
選択肢 イ
192.168.1.255 は、サブネット192.168.1.0/24に限定したディレクテッドブロードキャストアドレスです。これを使うには自分のサブネットを知っている必要がありますが、条件(2)よりPCはサブネット情報を知らないため、最初の問い合わせの宛先には使えません。192.168.1.255は自サブネットに限定したディレクテッドブロードキャストですが、これを使うには自分のサブネットを知っている必要があり、条件(2)に反するため最初の問い合わせには使えません。
選択肢 ウ
192.168.2.255 は、DHCPサーバがある側のサブネット192.168.2.0/24のディレクテッドブロードキャストアドレスです。PCは自分のサブネットすら知らず、ましてや別サブネットのアドレスを指定して送ることはできないため、最初の問い合わせの宛先としては適切ではありません。192.168.2.255はDHCPサーバ側のサブネットのディレクテッドブロードキャストですが、PCは自分のサブネットすら知らず別サブネットのアドレスを指定できないため、不適切です。

解くときのポイント

DHCPの最初の問い合わせ(DISCOVER)は、PCが自分のサブネットを知らないため限定ブロードキャスト 255.255.255.255 を宛先に使う。別サブネットのDHCPサーバへはルータのDHCPリレーエージェントが中継する。ネットワークアドレスやディレクテッドブロードキャストは不可。