この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ウ

解説

レインボーテーブル攻撃(Rainbow Table Attack)はパスワードクラックの手法の一つです。あらかじめ平文パスワードとそのハッシュ値の組を「チェーン(リダクション関数とハッシュ関数の繰り返しで生成)」によって圧縮したテーブル(レインボーテーブル)を用意します。不正に入手したハッシュ値に対してレインボーテーブルを照合することで、元の平文パスワードを高速に解読します。時間とメモリのトレードオフ(TMTO: Time-Memory Trade-Off)を利用した効率的な逆引き攻撃です。対策にはソルト(Salt)を使ったハッシュ化が有効です。選択肢 c が正解です。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「事前入手したID・パスワードリストを使い回されているシステムに対して試行する」はパスワードリスト攻撃(Credential Stuffing)の説明です。レインボーテーブルとは異なる手法です。
選択肢 イ
「パスワードになり得る文字列を全て試す」はブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)の説明です。事前テーブルを使わず計算する点でレインボーテーブルと異なります。
選択肢 エ
「個人情報を聞き出してパスワードを類推する」はソーシャルエンジニアリングの説明です。人的・心理的手法によるパスワード取得であり、技術的なハッシュ解析手法ではありません。

解くときのポイント

パスワードクラック手法の区別:ブルートフォース(全列挙)・辞書攻撃(単語リスト)・レインボーテーブル(事前テーブル+チェーン)・パスワードリスト(使い回し悪用)・ソーシャルエンジニアリング(人的手法)。レインボーテーブル対策=ソルト(ランダム値をパスワードに付加してハッシュ化)。