この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ア

解説

プリページング(先取りページング)は、仮想記憶方式において、近い将来に必要になると想定されるページを、実際にアクセスが発生する前にあらかじめ主記憶へロードしておく方式です。これに対しデマンドページング(要求時ページング)は、プログラムが実際にアクセスして初めて、必要になったページを補助記憶から主記憶へロードします。プリページングの利点は、必要になったときには既にページが主記憶にあるため、その時点で補助記憶へアクセスする遅延(ページフォールトによる待ち時間)を減らせることです。本問は主記憶に十分な余裕がある前提なので、先読みしたページが他の必要なページを追い出す心配がなく、先読みの効果が素直に得られます。選択肢aは「将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので、実際に必要となったときの補助記憶へのアクセスによる遅れを減少できる」とあり、プリページングの利点を正しく述べているため正解です。先読みの予測が当たれば応答性が向上する一方、外れると無駄なロードになるというトレードオフも理解しておきましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 イ
「将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので、ページフォールトが多く発生し、OSのオーバヘッドが増加する」は誤りです。プリページングはむしろ将来必要なページを先読みすることでページフォールトを減らすことを狙う方式です。主記憶に余裕がある前提では先読みが無駄に追い出しを起こすこともなく、ページフォールトが多発するという記述は逆です。
選択肢 ウ
「プログラムがアクセスするページだけをその都度主記憶にロードするので、主記憶の不必要なページのロードを避けることができる」は、デマンドページング(要求時ページング)の説明です。実際にアクセスされたページだけをロードする方式であり、先読みを行うプリページングとは逆の考え方です。実際にアクセスされたページだけをロードするデマンドページングの説明であり、将来必要なページを先読みしてロードするプリページングとは逆の考え方です。
選択肢 エ
「プログラムがアクセスするページだけをその都度主記憶にロードするので、将来必要となるページの予想が不要である」も、デマンドページングの説明です。アクセス時にロードするため将来予測が不要という特徴はデマンドページングのものであり、将来必要なページを予測して先読みするプリページングとは異なります。アクセス時にロードするため将来予測が不要という特徴はデマンドページングのものであり、将来必要なページを予測して先読みするプリページングとは正反対の方式です。

解くときのポイント

プリページング=将来必要なページを先読みしてロード、ページフォールトの遅延を削減(予測が当たれば有効)。デマンドページング=アクセス時に必要ページをロード、予測不要。先読みするか要求時かで区別する。