正解は ア
プリページング(先取りページング)は、仮想記憶方式において、近い将来に必要になると想定されるページを、実際にアクセスが発生する前にあらかじめ主記憶へロードしておく方式です。これに対しデマンドページング(要求時ページング)は、プログラムが実際にアクセスして初めて、必要になったページを補助記憶から主記憶へロードします。プリページングの利点は、必要になったときには既にページが主記憶にあるため、その時点で補助記憶へアクセスする遅延(ページフォールトによる待ち時間)を減らせることです。本問は主記憶に十分な余裕がある前提なので、先読みしたページが他の必要なページを追い出す心配がなく、先読みの効果が素直に得られます。選択肢aは「将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので、実際に必要となったときの補助記憶へのアクセスによる遅れを減少できる」とあり、プリページングの利点を正しく述べているため正解です。先読みの予測が当たれば応答性が向上する一方、外れると無駄なロードになるというトレードオフも理解しておきましょう。
プリページング=将来必要なページを先読みしてロード、ページフォールトの遅延を削減(予測が当たれば有効)。デマンドページング=アクセス時に必要ページをロード、予測不要。先読みするか要求時かで区別する。