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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は エ

解説

SOA(Service Oriented Architecture、サービス指向アーキテクチャ)は、業務上の機能を「サービス」という独立した部品(ソフトウェア部品)の単位に分割して構築し、それらのサービスを組み合わせることでシステム全体を実現する設計手法・考え方です。利用者の業務の視点から機能を独立したサービスとして定義するため、業務プロセスとシステム機能の対応付けがしやすく、サービスを再利用したり、他のソフトウェアと連携させたりすることが容易になります。これにより、業務の変化に応じてサービスを組み替える柔軟なシステム構築が可能になります。選択肢dは「利用者の視点から業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって、業務プロセスとの対応付けや他ソフトウェアとの連携を容易にする手法」とあり、SOAの定義そのものなので正解です。他の選択肢は、ERP(経営資源の一元管理)、フィット&ギャップ分析(パッケージと要件の適合度分析)、業務プロセスの継続的改善(BPM/PDCA)であり、いずれもSOAとは異なる概念です。「業務機能を独立したサービス部品に分割し、組み合わせる」というキーワードでSOAを判別しましょう。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「会計、人事、製造、購買、在庫管理、販売などの企業の業務プロセスを一元管理することによって、業務の効率化や経営資源の全体最適を図る手法」は、ERP(Enterprise Resource Planning、企業資源計画)の説明です。経営資源を統合管理する手法であり、業務機能を独立したサービス部品に分割するSOAとは異なります。
選択肢 イ
「企業の業務プロセス、システム化対象などのニーズと、ソフトウェアパッケージの機能性がどれだけ適合するか、どれだけかい離しているかを分析する手法」は、フィット&ギャップ分析の説明です。パッケージ導入時に要件との適合度・乖離を分析する手法であり、機能をサービス部品に分割するSOAとは異なります。パッケージ導入時に要件との適合度や乖離を分析するフィット&ギャップ分析の説明であり、業務機能を独立したサービス部品に分割するSOAとは目的が異なります。
選択肢 ウ
「業務プロセスの問題点を洗い出して、目標設定、実行、チェック、修正行動のマネジメントサイクルを適用し、継続的な改善を図る手法」は、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)やPDCAサイクルによる業務改善の説明です。業務プロセスの継続的改善が主眼であり、機能をサービス部品に分割するSOAとは異なります。

解くときのポイント

SOA=業務機能を独立した『サービス』部品に分割し、組み合わせてシステムを構築。再利用・他システム連携が容易で柔軟。混同注意:ERP(経営資源の一元管理)、フィット&ギャップ分析(適合度分析)、BPM(業務の継続改善)。