正解は イ
ディジタルフォレンジックスは、不正アクセスや情報漏えいなどのインシデントが発生した際に、原因究明や法的証拠として用いるために、コンピュータやネットワーク機器に残るデータ(ログ、ファイル、メモリ、ディスク上の痕跡など)を収集・保全・分析し、その結果を報告する一連の活動です。証拠の改ざんを防ぐため、ハッシュ値による完全性の確保や、誰がいつ証拠を扱ったかを記録する証拠保全の連鎖(chain of custody)が重視されます。本問は「収集・検査・分析・報告」の各手順のいずれかに該当するものを選ぶもので、選択肢bの「ディスクを解析し、削除されたログファイルを復元することによって、不正アクセスの痕跡を発見する」は、保全したディスクから消去された証拠を復元して解析する典型的なフォレンジック作業(検査・分析の段階)に該当するため正解です。攻撃者は痕跡を消すためにログを削除することが多く、削除データの復元による痕跡発見は、フォレンジックの中核的な技術といえます。
ディジタルフォレンジックス=インシデント後に証拠(ログ・削除データ等)を収集・保全・分析・報告する事後対応。SIEM(リアルタイム検知)やアンチウイルス(予防・検知)との時間軸・目的の違いで判別する。