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正解は イ

解説

バイオメトリクス認証(生体認証)の精度指標として、他人受入率(FAR:False Acceptance Rate)と本人拒否率(FRR:False Rejection Rate)があります。他人受入率が低いほど(他人を本人と誤認識しにくい)安全性(セキュリティ)が高くなります。本人拒否率が低いほど(本人を拒否しにくい)利便性が高くなります。この二つはトレードオフの関係にあり、安全性を高めようとすると利便性が下がり(本人も拒否されやすくなる)、利便性を高めようとすると安全性が下がる(他人も受け入れやすくなる)関係にあります。問題文の空欄:aには「安全性」(他人受入率が低い→安全性高い)、bには「利便性」(本人拒否率が低い→利便性高い)が入ります。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「a:安全性、b:可用性」の組合せですが、bに「可用性(システムが利用可能な時間の割合)」を入れるのは誤りです。本人拒否率が低いことはユーザーの利便性向上であり、ITシステムの可用性(稼働率)とは異なる概念です。
選択肢 ウ
「a:利便性、b:安全性」はaとbが逆になっています。他人受入率が低いのは「他人を受け入れにくい=安全性高い」であり、利便性とは無関係です。本人拒否率が低いのは「本人を拒否しにくい=使いやすい=利便性高い」です。
選択肢 エ
「a:利便性、b:可用性」は両方とも誤りです。他人受入率は安全性に関わり、本人拒否率は利便性に関わります。可用性はシステムの稼働率を指す別の概念です。

解くときのポイント

バイオメトリクス認証の精度指標:他人受入率↓=安全性↑(他人が入れない)、本人拒否率↓=利便性↑(本人が弾かれない)。この二つはトレードオフ。「他人受入=セキュリティリスク、本人拒否=利便性低下」と覚えましょう。