この概念が出た関連問題

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正解は ウ

解説

E-Rモデル(Entity-Relationship Model:実体関連モデル)はデータベース設計において概念データモデルを表現するための手法です。エンティティ(Entity:実体)とは、システムで管理すべき「もの」や「概念」のことで、「顧客」「商品」「注文」「社員」などが例として挙げられます。エンティティが持つ各特性(顧客なら「氏名・住所・電話番号」)を属性(Attribute:アトリビュート)と呼びます。エンティティの具体的な一件一件のデータをインスタンス(Instance)と呼び、エンティティとインスタンスは1対多の関係です(「顧客」というエンティティに対して実際の顧客データが多数存在する)。エンティティ間の関連(Relationship)はカーディナリティ(1対多・多対多)で表現します。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「エンティティとインスタンスは1対1の対応関係をとる」は誤りです。エンティティは型(テーブルの定義)であり、インスタンスはその型に対する具体的な一件のデータです。「顧客」というエンティティに対して実際の顧客Aさん・Bさん・Cさんが各インスタンスであり、1対多の関係です。
選択肢 イ
「エンティティとなり得るものは物的に実現するものである」は誤りです。エンティティは物理的なものだけでなく、「注文」「プロジェクト」「契約」など概念的・抽象的なものもなり得ます。エンティティの定義に物的実在は要件ではありません。
選択肢 エ
「異なった種類のエンティティ間の関係は主として状態遷移として表現される」は誤りです。エンティティ間の関係はリレーションシップ(線やひし形で表現)で表され、カーディナリティ(1対多・多対多)で数的な関係を示します。状態遷移図は状態の変化を表現する別の図法です。

解くときのポイント

E-Rモデル:エンティティ(管理するモノ・概念の型)、属性(エンティティの特性・アトリビュート)、インスタンス(具体的なデータ一件、エンティティに対して多数存在)。「エンティティは属性を持つ」が正しい記述のポイント。