正解は イ
モジュール結合度に関する問題です。モジュール結合度とは、モジュール間の依存の強さを表す尺度で、結合度が弱い(低い)ほどモジュールの独立性が高く、変更の影響が波及しにくい良い設計とされます。結合度は弱い順に、データ結合(必要なデータ項目だけを引数で渡す)→ スタンプ結合(構造体など必要以上のデータの塊を渡す)→ 制御結合(相手の処理を制御するフラグを渡す)→ 外部結合・共通結合(グローバル領域でデータを共有)→ 内容結合(相手の内部を直接参照・変更)と分類されます。選択肢の中で最も結合度が弱いのは、イの「二つのモジュール間で必要なデータ項目だけを引数として渡す」データ結合です。必要最小限のデータだけが明示的なインタフェース(引数)を通じて受け渡されるため、モジュール間の依存が最も小さくなります。イが正解です。結合度と対になる概念のモジュール強度(凝集度)は「高いほど良い」であり、結合度は「弱いほど良い」という方向の違いも併せて覚えておきましょう。
結合度は弱い順に「データ<スタンプ<制御<外部・共通<内容」。「必要なデータだけを引数で」=データ結合=最弱で最良。グローバル領域=共通結合、制御フラグ=制御結合、と特徴語で判別する。