正解は イ
タスク管理の用語問題です。ディスパッチとは、OSのタスク管理機能のうち、実行可能状態(Ready)で待っているタスクに対して、CPU(プロセッサ)の使用権を割り当てて実行状態(Run)に移す操作のことです。この役割を担うOSのモジュールをディスパッチャと呼びます。イの「実行可能なタスクに対してプロセッサの使用権を割り当てること」がまさにこの定義であり、正解です。タスクは「実行可能状態→(ディスパッチ)→実行状態→(タイムスライス消費や割込みで)→実行可能状態」や「実行状態→(入出力待ちで)→待ち状態」のように状態遷移します。どのタスクに使用権を与えるかの順序を決めるのはスケジューリング(アの内容)であり、決定された順序に従って実際に使用権を割り当てるのがディスパッチです。「スケジューラが決め、ディスパッチャが渡す」という役割分担で覚えると、両者を混同せずに済みます。タスクの状態遷移図とセットで理解しておくべき頻出テーマです。
スケジューリング=実行順序を決める、ディスパッチ=決まったタスクにCPU使用権を渡す、コンテキスト=実行状態の情報。タスクの状態遷移図(実行可能⇄実行⇄待ち)とセットで覚えよう。