この概念が出た関連問題

この試験の対策ガイド

情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

合格率・勉強法・参考書の選び方をまとめています

見る →
答えと解説を見る(先に解くのがおすすめ)

正解は ウ

解説

CRYPTREC暗号リストは「電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト」として策定され、3種類のリストで構成される。①電子政府推奨暗号リスト:安全性・実装性能が十分に確認され、電子政府での積極的な利用を推奨する暗号技術のリスト。AES・RSA・SHA-256等が含まれる。②推奨候補暗号リスト:安全性・実装性能が確認済みで、今後の実績蓄積・評価を経て電子政府推奨暗号リストへの掲載が期待される暗号技術のリスト。将来への布石となるリスト。③運用監視暗号リスト:過去に推奨暗号リストに掲載されていたが、現時点では安全性への懸念が生じており、互換性維持目的での限定的な継続利用のみ認める暗号技術のリスト(例:SHA-1、3-DES)。推奨候補リストは「将来の推奨入り候補」と覚えると区別しやすい。正解はcの推奨候補暗号リストの説明。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「運用監視暗号リスト」は利用実績が十分で推奨されるリストではなく、現在も利用されているが安全性に懸念が生じてきた技術を対象とし、互換性維持目的での継続利用のみ認めるリスト。SHA-1や3-DES等が掲載されており新規採用は推奨されない。電子政府推奨暗号リストと運用監視暗号リストの役割は正反対であり混同しないことが重要。
選択肢 イ
CRL(証明書失効リスト:Certificate Revocation List)はX.509 PKI(公開鍵基盤)の仕組みであり、失効したデジタル証明書のシリアル番号を列挙したリスト。CRLはCAが発行し、OCSPと並んで証明書の有効性確認に使われる。CRYPTREC暗号リストの構成要素には含まれず、暗号技術のリストと証明書失効リストをごちゃ混ぜにした誤った選択肢。
選択肢 エ
「互換性維持目的に限った継続利用を推奨する」のは電子政府推奨暗号リストではなく「運用監視暗号リスト」の説明。電子政府推奨暗号リストは現在積極的に利用を推奨する暗号技術を収録するリストであり、互換性維持という消極的な位置づけのリストと混同してはならない。aとdの選択肢は「電子政府推奨暗号リスト」と「運用監視暗号リスト」の説明を入れ替えた引っかけ。

解くときのポイント

CRYPTREC暗号リストの3分類は頻出。「推奨候補=将来推奨入り候補」「運用監視=互換性維持のみ」「電子政府推奨=現在の推奨」と整理しておく。