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情報処理安全確保支援士試験 対策ガイド

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正解は ウ

解説

カミンスキー攻撃(Kaminsky's Attack)はDNSキャッシュポイズニング攻撃の一種で、大量の偽応答を送ってDNSキャッシュに不正なレコードを注入する手法。対策として「問合せ時の送信元ポート番号をランダム化(ソースポートランダム化)することで、DNSキャッシュサーバに偽の情報がキャッシュされる確率を大幅に低減させる」(c:正解)。カミンスキー攻撃では攻撃者が大量の偽DNS応答を送信し、トランザクションID(16ビット)を当てることで成功する。ソースポートランダム化によりトランザクションIDとポート番号の組み合わせ(16ビット×16ビット=32ビット相当)を当てる必要が生じ、攻撃成功確率が大幅に低下する。根本的な対策はDNSSEC(デジタル署名による正当性検証)の導入。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「DNSキャッシュサーバと権威DNSサーバの冗長構成によって過負荷によるサーバダウンリスクを低減」は可用性向上の対策であり、DNSキャッシュポイズニング(不正なレコード注入)の対策にはならない。カミンスキー攻撃はサーバダウンではなく偽情報の注入を目的としており、冗長化では防御できない。
選択肢 イ
「SPFを用いてDNSリソースレコードを認証することで電子メールの送信元ドメインを詐称から保護」は電子メール送信元詐称(なりすましメール)の対策であり、DNSキャッシュポイズニングの対策ではない。SPFはDNSのTXTレコードを使うがカミンスキー攻撃そのものには対処しない。
選択肢 エ
「プレースホルダを用いたエスケープ処理で不正なSQL構文によるDNSリソースレコードの書換えを防ぐ」はSQLインジェクション対策の説明であり、DNSキャッシュポイズニングとは全く異なる攻撃への対策である。カミンスキー攻撃はSQL文の注入ではなく偽のDNS応答パケットの注入によるものでSQLとは無関係。

解くときのポイント

DNS応答の検証: ①送信元ポートランダム化(カミンスキー攻撃対策)②Transaction IDランダム化③DNSSECによる署名検証(最も根本的な対策)。現在はDNSSECの普及が推奨される。