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正解は ウ

解説

CRYPTREC暗号リストは、総務省と経済産業省が策定した、電子政府で利用すべき暗号技術をまとめたリストで、CRYPTREC(暗号技術検討会など)が安全性と実装性能を評価しています。このリストは3つの種類から構成されます。第一に「電子政府推奨暗号リスト」は、安全性と実装性能が確認され、電子政府での利用を推奨する暗号技術の一覧です。第二に「推奨候補暗号リスト」は、安全性と実装性能が確認され、今後、電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性がある暗号技術の一覧です。第三に「運用監視暗号リスト」は、推奨はしないものの、互換性維持などのため継続利用を許容し、その安全性を監視する暗号技術の一覧です。選択肢cの「推奨候補暗号リストとは、安全性及び実装性能が確認され、今後、電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性がある暗号技術のリストである」が、推奨候補暗号リストの説明として正しく、正解です。各リストの位置づけ(推奨・推奨候補・運用監視)と、それぞれが何を意味するかを正確に区別することが、この問題を解く鍵となります。

なぜ他の選択肢は違うのか

選択肢 ア
「運用監視暗号リストとは、利用実績が十分であると判断され、電子政府において利用を推奨する暗号技術のリストである」は誤りです。運用監視暗号リストは、推奨するものではなく、互換性維持などのため継続利用を容認しつつ安全性を監視する暗号技術のリストです。「利用を推奨する」という記述は電子政府推奨暗号リストの説明と取り違えています。
選択肢 イ
「証明書失効リストとは、政府共用認証局が公開している、危殆化した暗号技術のリストである」は誤りです。証明書失効リスト(CRL)は失効した証明書の一覧であり、CRYPTREC暗号リストの構成要素ではありません。CRYPTREC暗号リストは電子政府推奨・推奨候補・運用監視の3リストから成ります。証明書失効リスト(CRL)は失効した証明書の一覧でありCRYPTREC暗号リストの構成要素ではありません。CRYPTREC暗号リストは推奨・推奨候補・運用監視の3リストから成ります。
選択肢 エ
「電子政府推奨暗号リストとは、互換性維持目的に限った継続利用を推奨する暗号技術のリストである」は誤りです。互換性維持目的に限った継続利用を容認するのは運用監視暗号リストの説明であり、電子政府推奨暗号リストは安全性・実装性能が確認され利用を推奨する暗号技術のリストです。説明が取り違えられています。互換性維持目的に限った継続利用を容認するのは運用監視暗号リストの説明であり、安全性・実装性能が確認され利用を推奨する電子政府推奨暗号リストとは説明が取り違えられています。

解くときのポイント

CRYPTREC暗号リストの3区分:電子政府推奨暗号リスト(推奨)、推奨候補暗号リスト(今後推奨入りの可能性)、運用監視暗号リスト(推奨せず・互換性維持で継続利用を容認し監視)。各区分の意味を取り違えない。