正解は ウ
逆ポーランド表記法(後置記法、RPN)は、演算子を被演算子(オペランド)の後ろに書く記法です。通常の中置記法 A+B×C を後置記法に変換します。まず演算子の優先順位を考えると、×が+より優先されるので、B×C が先に計算されます。B×C を後置記法で書くと BC× です。次に A+(B×C)の+は、A と「BC×」を加えるので、A BC× + となり、続けて書くと ABC×+ です。したがって選択肢cのABC×+が正解です。逆ポーランド記法は、演算子の優先順位を表すための括弧が不要になり、スタックを用いて左から順に評価できるため、計算機での式の評価に適しています。変換のコツは、中置記法を構文木(B×Cが下位、その結果とAの+が上位)に分解し、木を帰りがけ順(後行順、ポストオーダ)でたどることです。各部分式を「オペランド・オペランド・演算子」の順に並べると確実に変換できます。なお前置記法(ポーランド記法)は演算子を前に置き、中置記法は通常の数式の書き方で、3つの記法の違いを構文木のたどり方(前行・中行・後行順)と対応づけて理解しておくとよいでしょう。
逆ポーランド(後置)記法は演算子を被演算子の後ろに置く。優先順位の高い演算から部分式を作り、構文木を後行順でたどる。被演算子の順序は中置記法のまま、演算子だけ後ろへ。括弧不要でスタック評価に適する。