科目Bとはどんな試験か
科目Bは2023年度の制度改訂で旧「午後試験」から生まれ変わった試験区分です。出題は「アルゴリズムとプログラミング」が16問(約8割)、「情報セキュリティ」が4問(約2割)の計20問で、試験時間は100分です。1問あたり平均5分しか使えないため、擬似言語を素早く正確に読む訓練が合否を分けます。
プログラミング問題はすべてIPA独自の「擬似言語」で出題されます。特定のプログラミング言語の知識は不要ですが、変数・配列・条件分岐・繰り返し・関数・再帰といったプログラミングの基本概念を擬似言語の記法で追える必要があります。経験者なら記法に慣れるだけで対応できますが、未経験者は「変数に値がどう入って、どう変わるか」を紙に書き出すトレース練習から始めるのが王道です。
重要な注意点として、CBT移行後の科目Bは試験問題が原則非公開です。対策に使えるのはIPAが公表する「サンプル問題」と年1回程度の「公開問題」に限られます。つまりどの教材・サイトも持っている問題数は同じで、市販教材の予想問題の質と、公開問題をどれだけ深く理解するかが勝負になります。
科目Bの学習プランと勉強のステップ
プログラミング未経験者
80〜120時間
トレース練習に時間を確保。2〜3ヶ月
プログラミング経験者
20〜40時間
擬似言語の記法に慣れれば短期で対応可能
擬似言語の記法に慣れる(1〜2週間)
IPAの擬似言語は「整数型: x ← 1」のような独自記法を使います。変数宣言・代入・条件分岐(if / elseif / else)・繰り返し(while / for)・関数定義の5つの記法をまず覚えましょう。問いパスの科目B公開問題は擬似言語をコードブロック表示で読みやすく整形しているので、本番に近い形式で記法に慣れることができます。
紙でトレース練習をする(2〜4週間)
科目B最大の壁は「頭の中だけで変数を追って混乱する」ことです。対策はシンプルで、変数表を紙に書きながらループを1周ずつ追いかける「トレース」を繰り返すこと。最初は1問に20分かかっても構いません。10問もトレースすれば、変数2〜3個の単純なループは頭の中で追えるようになります。
公開問題・サンプル問題を解き尽くす(2〜4週間)
科目Bは非公開試験のため、IPAの公開問題が唯一の「本物の過去問」です。問いパスでは科目Bの公開問題を収録し、正解の解説に加えて「なぜその選択肢が間違いか」を全選択肢に解説しています。1問解いたら、間違えた選択肢がなぜ誤りなのかまで理解してから次に進むことで、少ない問題数から最大の学習効果を引き出せます。
科目Bの公開問題を解く→セキュリティ4問を確実に取る(1週間)
セキュリティ分野の4問はアルゴリズムよりも知識寄りで対策しやすく、得点源にできます。科目Aのセキュリティ分野と出題範囲が重なるため、科目Aの学習と合わせて仕上げるのが効率的です。マルウェア対策・アクセス管理・暗号化の3テーマを優先しましょう。
非公開化された科目Bで、公開問題をどう使い倒すか
CBT移行後の科目Bは問題が非公開のため、「過去問を10年分解く」という王道がそもそも使えません。だからこそ、数少ない公開問題・サンプル問題を「答えを覚える」のではなく「全選択肢の正誤理由を説明できる」レベルまで理解することが重要です。問いパスは科目B公開問題に、図表・擬似言語の整形表示と全選択肢の個別解説を用意しています。すべて無料・ログイン不要で使えます。
おすすめ参考書
出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]アルゴリズムとプログラミング
橋本祐史|翔泳社
擬似言語のトレース手順を丁寧に解説する科目B対策の定番書。未経験者のトレース練習の入口に最適。
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